日本の住宅の現状と将来 2
おはようございます。
MX代表のみなとです。
今日も、毎日のブログを書いていきます。
工務店の皆さんの力になったら良いなと思って書いています。
《《《2023年3月18日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第143号》》》
昨日は、日本の住宅の現状と予測をお伝えしましたが、その前提となる数値の話をちょっと書いていきます。
というのは、日本の住宅の環境やエネルギーを語るときには、避けては通れない話がいくつかあるのです。
まずは、BEIという用語から書いていきます。
BEIというのは、Building Energy-efficiency Indexの略語でして、断熱等級4の住宅の消費エネルギーを1としたときの数値になります。
昨日は、断熱等級で書いておりましたが、本来は、1次エネルギー消費量等級で書かないと正確ではありません。
ですが、1次エネルギー消費量等級なんて残念ながら誰も使っていないので、わかりやすくというために、このような表現にしているわけです。
ですから、本来はBEIで表現するのが一番正しいのかもしれません。
いつ地滑り的にエコ住宅が一般的になるのか?
今後は、BEIという数値を使ってご説明して行くようにいたします。
ただし、これは建築研究所の提唱する住宅のエネルギー消費量の算出によるものですが、東京大学の前先生からいただいた資料だとこんな風に変わっていきます。
これは暖房エネルギーだけの比較ですが、断熱等級4と断熱等級6ではこうなります。
建築研究所 断熱等級4 100 ⇒ 断熱等級6 59 ⇒ 断熱等級7 48
HEAT20 断熱等級4 100 ⇒ 断熱等級6 45 ⇒ 断熱等級7 25
ホームズ君 断熱等級3 100 ⇒ 断熱等級6 67 ⇒ 断熱等級7 12
と、高断熱になればなるほど誤差が大きくなっています。
つまり、BEIの値も実際には高断熱になればなるほどより省エネになっていく可能性があるというわけですね。
個人的に、現在の建築研究所のシミュレーションのソフトをアップデートしてもらって高断熱の数値をより正確になると良いなと考えています。
いずれにしても日本の住宅は省エネにどんどん進んでいくのは確実だなと思っています。
いつ頃?というのはハッキリ解りませんが昨今の建築業界の動きを見ると今年、来年が大きな変革が起こるのでは?と考えています。
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