中古住宅で足らないのは断熱
みなさん、こんばんは。
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《《《2025年7月11日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第970号》》
昨日は家族の誕生日でした。そのため、食事に行っていました。
ということで、今日は夕方友人との食事で、連日食事が続きますね。
さて、多くの方が驚くと思いますが、実は日本の住宅は、耐震化率が90%になっています。

耐震化率9割の現実
といっても、耐震等級1をクリアしている住宅が90%になっているというだけです。
しかも、2000年の基準ではなく、1982年の基準でです。
まあ、最低ギリギリだと思います。震度7には耐えられないです。震度6であれば倒壊しないレベルと考えても良いと思います。
それでも、以下のグラフの通り、耐震等級1は、旧基準でクリアしていると思って良いと思いますが、いくら新耐震基準だからといっても、柱がかすがいで繋がっている状態でもOKです。
ホールダウン金物が義務化されたのは、2000年以降です。なので、新耐震基準だからと安心ではありませんが、最低震度5ぐらいだと無被害の可能性があります。
残念な断熱性能
残念なのは、断熱性能のです。現在の基準に合ったものは、およそ20%しか有りません。
現在の基準というのは、断熱等級4ということですので、断熱等級6以上の建物は、全体の2割の中の2割、つまり1%以下になるのではないでしょうか。
かなり酷いことが理解出来ます。
そのため、中古住宅では、窓の強化と断熱向上が一番に求められるのではないでしょうか。
これがしっかりできるのは、新築も建てている工務店ですから、中古住宅を買う場合や、自宅を断熱リノベする場合は、そのあたりしっかり対策して欲しいです。
建物の基本性能を上げるのは工務店の使命だと思います。
バリアフリーもイマイチ
バリアフリーも今ひとつですが、本来はこれも高齢化社会をにらんで対応していくべき項目ですね。
このあたりは、できればフルリノベで対応いただきたいですね。
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