所得向上で購買力UP
おはようございます。
MX代表のみなとです。
今日も、毎日のブログを書いていきます。
工務店の皆さんの力になったら良いなと思って書いています。
《《《2023年4月10日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第164号》》
ご存知の様に、日本人の所得が伸びていません。
これが、厚生労働省が発表している個人所得の推移です。
1992年の470万円超えから、2018年まで30年上がるどころか下がっています。
このところ、個人所得は伸びてきています。
それは、 物価が上がっているからで、2023年は3%以上の所得向上が見込まれると思います。
春闘も満額回答連発で、まあ、この1年は賃上げということになるのでしょうね。
住宅ローンは、所得の9倍
ギリギリ一杯住宅ローンを組むと、現在の金利儒教では所得の9倍ぐらいまでは住宅ローンが組めます。
年収400万円の方は、3600万円ぐらいですね。
パワーカップルと言われる、世帯年収800万円超えだと、7000万円以上の住宅ローンが組めます。
都心だとそれでもかなり厳しいと思いますが、地方で坪単価が安い所はまだまだ、良い家が建てられるレベルです。
まあ、工務店さんはこの1人400万円の年収の方の住宅をどう供給して行くかというのが課題です。
というのはパワーカップルはとても競争が激しいのです。
しかも、自分で調べますしね。
ですから、年収400万円の方にどの様な住宅を供給するか?これにかかっている訳です。
その時に問題なのは土地価格の動向ですね。地方ではまだ、500万円以下の土地はありますが、多くのお客様が興味があるのは、1000万円前後の土地ではないでしょうか。
800~1500万円ぐらいを物色される方がとても多いです。
その場合、建物の価格は、1500~2200万円になります。
2200万円ならなんとかなりますが、1500万では税抜きでもまともな住宅は厳しくなっています。
この辺りをどこを狙ってどんな商品を提供していくか?本当に難しい時代に突入しましたね。
数年後に期待
今年は、3~4%程度の賃上げが見込まれるということですが、これが3年続けば、こうなります。
1.03×1.03×1.03=1.0927
ということで、10%所得UP。現在、400万円の方が、450万円ぐらいになります。
で、これは10年続くと
1.03 の10乗 = 1.3439
ということで、3割程度上がる事になります。つまり、400万円の所得は530万円になります。
更に、20年続くと 1.8倍ということですから、720万円ぐらいになります。
現在のシンガポールの平均所得が6万ドルですから、いつの間にかアジアで一番年収が高くなっています。
それは、この30年余り年間で3~5%程度経済成長していたから起こっていたということですね。
日本は年収4万ドルから、円安もあって3万ドルぐらいに目減りしました。
なんとなく我々の暮らしがわびしいのも経済成長=賃金上昇していないからなんです。
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