部屋の湿度を下げるには? 1
おはようございます。
MX代表のみなとです。
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工務店の皆さんの力になったら良いなと思って書いています。
《《《2023年9月5日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第310号》
先日メールでこんな相談を受けました。
小屋裏冷房エアコンですが、22℃の強風設定にし、24時間換気も弱運転していますが、リビングの温度は25.8℃程度になり、相対湿度が70%以上あります。
色々調整も試みたのですが、あまり湿度を下げられずにいます。
何か調整する方法はないでしょうか?
これは、小屋裏エアコンを工務店さんレベルで対応されている当社のお客様からのご相談でした。
小屋裏エアコンに限らず、湿度を下げるエアコンの使い方がよくわかっていない方も多いんだろうと思ったので、ちょっと皆さんにヒントになると思ったので書いてみます。
湿度を下げるには?
ご存じの様に、湿度を下げる機械は実は、2つではなく、3つあります。
- 除湿機
- エアコン
この2つは直ぐに出てくると思いますが、3つめは、熱交換型換気システム(全熱タイプ)です。
では、この3つの一番効率がいいのは、どれ?というと、その答えは。
熱交換型換気システムなんです。
熱交換型換気システムは、風を送るファンだけが動いています。何の制御もしていないのに、屋外から来る空気を除湿して、屋内に入れてきます。
ちなみに、冬になると加湿もしてくれますよ。
そのためのエネルギーはファンのエネルギーだけ。DCモーターだと2台ついているので、5w程度。ACモーターでも30wぐらいです。
電気代がDCモーターで1ヶ月150円ほど。ACモーターの方では、800円ぐらいになります。
まあ、これが一番ランニングコストが安い除湿・加湿器ですね。ですが、それは3種換気に比べてということになります。
次に除湿能力が高いのは! エアコンです。
除湿機はタイプによりますが、あんまりエネルギー効率が良い物がありません。
エアコンで上手に除湿するためには?
ですから、熱交換型換気システムをつけた上で、エアコンを使って上手に除湿できる方法をお伝えしますね。
答えは、設定温度を下げて弱(微)風運転する。これ以外にも小屋裏からリビングの送るファンの風量のアドバイスもしましたが。
基本的には、エアコンの使い方で湿度は変わります。
実際に、アドバイスさせていただいて、こんなお返事をいただきました。
午後からエアコン温度を20℃の弱風にかえて、小屋裏から屋内に送るファンのスイッチを強にしたところ、色々試しても68%ぐらいにしか下がらなかった湿度が次第に61%まで下がりました。
夕方にかけて部屋の中が少し寒く感じたのでエアコンを弱風から微風にして、ファンのスイッチを弱にしました。それでも今のところ湿度は62%に保たれています。しばらくこれで様子を見てみたいと思います。
ということで、どうしてこうなった?かは明日お知らせいたします。
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