住宅の歴史と価格
こんにちは。
今日も、毎日のブログを書いていきます。
工務店の皆さんの参考になれば幸いです。
《《《2022年11月5日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第13号》》》
ローコスト住宅
その昔、ローコスト住宅というジャンルがありました。
アイフルホームが始めて、タマホームに結実する訳です。
坪40万円台の住宅というのがありました。
これは人気を集めましたね。断熱はGW 10Kを100ミリとか、50ミリとか入れて、天井にはGW100ミリが多かったんじゃ無いですかね。
その後に、日本アクアが100倍発泡ウレタンで日本を席巻していきました。
当社を創業した、12、13年前は、アクアの80ミリぐらいの価格は、100棟ビルダーに聞くと平米辺り700円といわれていたこともあります。180平米としても14万円とかですから、安かったですね。
今では、当社の買値でもそんな価格は出ません。
サッシも、大手だと1棟40万円ぐらいで入っていた時代もありましたが、今ではペアでも100万円以上が普通になっています。
その後の自然素材住宅
その後の自然素材住宅で、住宅価格は二極化しました。
伊礼先生の設計する和モダンだったり、チルチン人辺りに登場する本格自然素材は、坪80万円越えでした。
今では、120万円ぐらいするでしょうね。
それに対して、ローコスト自然素材住宅も誕生しました。
手がけたことのある住宅は、フロアーだけ無垢材で、坪単価40万円を切って発売したら、いきなりお客様が行列になったこともありましたね。
いずれにしても、大手ハウスメーカーは、材料の管理が難しい事からなかなか参入しませんでしたので、工務店の独壇場でした。
そして、やってきたエコ住宅
そして、エコ住宅のブームがとうとうやってきました。
この10月には断熱等級6と断熱等級7が品確法に明示されたので、その基準で家づくりが始まっています。
ですが、工務店さんにとってはまだまだ他人事ですね。市場全体がここに注目するのは2025年頃かなと思っています。
ですが、先行者は絶好調です。
ウエルネストハウスさんはどんどん頭数を伸ばしているそうです。今の売値は解りませんが、坪100万円といわれていましたので、今は120から150万円するのでしょうか。
一条工務店さんの伸びも建築限界まで伸ばしていますが、勢いは衰えません。こちらはフィリピンで建てているので売値があまり変わらない層でうs。
そこに、性能を明示する、新住協の工務店や、パッシブハウスジャパンなどの先進的な取り組みをしている工務店集団が現れて、勢力を拡大しています。
エコ住宅といってもピンキリで、ZEH住宅でもエコ住宅といいますが、断熱等級7でもエコ住宅といいます。
これではお客様が迷うだけですね。そのために、BELSを政府が認定していますが、まだまだ普及率が2割無いようですね。
どんな家を建てればいいのか?
それに対して、どんな家を建てればいいのか?と良く聞かれますが、地域性や土地の入手しやすさと土地価格、地域の気候、競合の価格帯によっても異なります。
個人的には、高性能な方が良いともいますが、決めるのは消費者ですからね。
この辺りを当社としても深掘りして行きたいと思っています。
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