室内空気の循環を高めるファンとエアコンの併用

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《《《2024年10月21日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第709号》》

関東は爽やかな秋晴れでしたが、南九州は1日中土砂降りでした。

もちろん、ずーっと土砂降りではないのですが、1日ずっと雨でしたね。

雨だと現場が動かないんですよね。

全館空調システムに必要な要素

全館空調システムを成り立たせるには2つの要素が必要です。

温度を上げる、下げる機能(エアコン本体)

建物内に空気を循環させる仕組み

これは、どの全館空調にも備わっています。

そして、その空気を循環させる仕組みが重要なんです。

空気を循環させる仕組み

空気は、ファンを使っておきますが、パイプみたいな中に入れて、押してあげるとそれに従って動いてくれますが、居室の中で、空気のコントロールは難しいのです。

居室の中には、天井で冷やされた空気が下に落ちてくる下降気流と、暖められた空気が上にあがる上昇気流が起きています。

下降気流は、窓などで冷やされたら起こるコールドドラフトなんかもありますね。

更に、エアコンは居室の上からの空気だし、ファンヒーターやなんかは足下から暖気が来ます。

これとは別に、全館空調には、その部屋に空気を送り込む仕組みと、そこから余分の空気を抜く仕組み、更にその風量をコントロールする仕組みが必要になります。

風量の感覚が皆さん無いと思いますので、念のためお伝えしておくと、1時間の風量はこんな感じ

エアコンは強運転で700~800立米

換気扇は、50~130立米

キッチンの換気扇は、500~600立米

100平米ぐらいの住宅で必要換気量は、130立米ぐらい。

この程度は頭に入れながら計算しないと、成り立たないです。

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Posted by 湊 洋一