付加断熱への取り組み コスト編
おはようございます。
MX代表のみなとです。
今日も、毎日のブログを書いていきます。
工務店の皆さんの力になったら良いなと思って書いています。
《《《2023年3月4日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第130号》》》
付加断熱を検討するためには、コストをどう説明するか?というのが問題です。
昨日は、コストパフォーマンスということを考えましたが、断熱材だけで平米1100円~1500円のコストアップが起きます。
これには取り付けのために工数が入っていません。
また更に、外壁の仕上げをどうするか?の問題点もあります。
今日は昨日の続きで、外壁の仕上げについて検討したいと思います。この検討は、実際の施工店さんにヒアリングしつつ作りましたが、工務店の規模が違えばコストも違います。比較的小さい工務店の場合と考えて下さい。
外壁の仕上げのパターン
外壁の仕上げのパターンは下記の通りです。
サイディング仕上げ
金属サイディング仕上げ
左官仕上げ
木材直張り
タイル
ALC仕上げ
ざっとこんな感じでしょうか。
タイル仕上げは、新昭和さんが主体でやっておられるクレバリーホームさんの独壇場です。他にも住友林業さんなどの大手がたまにされる用ですが、非常に高額になるので今回の検討からは割愛します。
また、ALCはヘーベルハウスさんが主にされていて、防火地域、準防火地域などでは効力を発揮しますが、これもとても高いです。
ということで、下2つは今回検討しません。というか、実際の金がなかなか解りませんでした。
今回は残りの、4つで比較検討になります。
サイディング これが一番外壁仕上げで多いパターンです。 平米6000~8000円
金属サイディング これも一時期流行りましたが、今は価格高騰の後減った気がします。
平米7500~10000円
左官仕上げ ラスが基本ですが、当社の様なEPS湿式工法もあります。
施工費平米6000~8000円+材料費
木材直張り 樹種によってかなり価格差があります。平米10000~25000円
あくまで当社の販売価格や最近工務店さんからヒアリングさせてもらった金額をベースに書いています。100棟以上の大手と、9棟以下の工務店ではそもそも単価も違いますが、当たらずといえども遠からずでしょう。気軽に眺めて下さい。大きな違いがある場合はご質問いただければ幸いです。
お問い合わせ先 info@mx-eng.jp
壁面積が180平米とすると、外壁の部分のコストは、このぐらいでしょうか。
サイディング 110~150万円
金属サイディング 130~180万円
左官仕上げ+ラス 180万円
左官仕上げ+EPS 180万円
木材直張り(焼き処理あり) 200~500万円
これに、付加断熱が加わるとこんな感じですね。ミラフォームラムダが平米1100円+張り手間が900円として計算すると余裕を見て180平米だと40万円程度必要になります。
サイディング+ミラフォームラムダ 150~190万円
金属サイディング+ミラフォームラムダ 170~220万円
左官仕上げ+ラス+ミラフォームラムダ 220万円
左官仕上げ+EPS(厚さUP) 190~200万円
木材直張り+ミラフォームラムダ 240~540万円
木材直張りは、樹種をなるべく安い者にして、自社大工なら施工できますが、どこかに材工で任せるのは大変ですね。もちろん、県産材で焼き杉などにすればもっと安くなると思います。
全体の価格を比較していただくと解りますが、付加断熱をする事はそんなに高くなくなってきます。最近の材料費高騰で、サイディングがそこまで安く入らなくなってきていますので、魅力は薄れてきていますね。
ということで、もちろんサイディングが最安値なんですが、サイディング+ミラフォームもかなりやすいのかな?と思います。また、EPSの左官仕上げはとても安くて、見栄えも良いのでお勧めします。是非ミラフォームラムダの検討をお願いいたします。
この計算に対して、間違え、抜けなどがあったら教えて下さい。すぐに訂正をしていきます。
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