V2Hに今思うこと

こんばんは。

MX代表のみなとです。

今日も、毎日のブログを書いていきます

工務店の皆さんの力になったら良いなと思って書いています。

感想などいただけるととても嬉しいです。

《《《2024年1月30日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第455号》》》

今日は、PMVについて書こうと思いましたが、ちょっと先送りします。

その前に、最近の動きを書いていこうと思っています。

それは、EVについての動きです。

EVつまり、電気自動車なんですが、実はこれは急速に関心が薄れています。

2030年、2050年までに欧州やアメリカでの完全なEV化が起こるといわれていましたが、どうもかなり伸びそうですね、

今日は、その話を中心に書いていきます。

急速なEV離れ

もう昨年の3月になるのですが、欧州が正式にEVシフトを修正しました。

EUがエンジン搭載車禁止を撤回、2035年以降も合成燃料の車両が可能に[新聞ウォッチ] https://response.jp/article/2023/03/27/369124.html

2035年に全面EV化を宣言していたものを、合成燃料を利用した内燃機関の販売を認めています。

この合成燃料は、再生可能エネルギーで、SAFと呼ばれているものも含まれています。

原油由来ではなく、再生可能エネルギー由来ということになります。詳しい組成や製造方法は、いくつかあるようですが、ここでは書かないで起きます。書くとそれだけで1つの特集になりそうですからね。

それから、今年に入ってこんな話も飛び込んで来ています。

シカゴなどの寒波で、テスラが急速充電器の前、電気自動車の墓場になっています。

凍てつく寒さで死んだテスラ車の墓場と化した充電ステーション(FOX)

理由は、充電スピードでして、冬はヒーターがありますがそれでも、電気自動車の充電スピードがかなり落ちます。シカゴやニューヨークは緯度も高く、冬は寒いです。シカゴでは-5度、ミネアポリスでは-15度ぐらいになることも多いですね。

寒冷地にはEVは向かないですね。

更に、こんなニュースもで出てきました。

電気自動車、タイヤの減り早すぎ。交換ペースがガソリン車の倍以上

EVにするとタイヤの持ちが急速に落ちます。維持コストが跳ね上がりますので、お金持ちはともかく庶民はますますEVを買おうという気になりません。

車体の重量も問題です。EVですとガソリン車に比べて重量が1.5~2倍になります。電池がかなり重いからなんですよね。

テスラSが2.2トン前後、プリウスが1.4トンです。車格が少し違いますが、ほぼ同じサイズで重量が1.5倍です。

電池が重いのですね。そして、電池の寿命と交換のための費用がバカになりません。

テスラの電池交換頻度は8年か20万キロ前後で交換しないといけません。バッテリー交換費用は230万円程です。プリウスのバッテリー交換が同じような頻度ですが、費用が20万円前後であることを考えるとちょっと高いですね。

結論から言えば、今よりももっと軽くて長持ちする電池が登場しないとEVの完全普及はまだまだ先になりそうです。

V2Hは?

EVが普及しないので、V2Hも急速に普及する事は無いと思いますね。

EVが普及したらバラ色の世界が待っていると思っていた方にとっては、がっかりな現実ですが、1つのソリューションが急速に世の中を変える可能性もあります。

それが、電池の開発ですね。全固体電池もそうですが、リチウムを使わない、高密度で軽い電池が登場するとそれがゲームチェンジャーになって、新しい世の中になると思います。

そのバッテリー開発を待ちたいと思います。

これまで、メルマガは2700号こえて毎日書き続けています。ひと月に数回はためになったと褒められます。できれば、根気よく読んでみてはください。無料のメルマガのお申し込みはこちらから!

Posted by 湊 洋一