空調と科学
おはようございます。
MX代表のみなとです。
今日も、毎日のブログを書いていきます
工務店の皆さんの力になったら良いなと思って書いています。
《《《2023年8月26日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第300号》
世の中は、基本的に人間の感情が作り出しています。
政治も経済も、我々の好き嫌いで動いていっている気がします。本来は、正しい、間違っているで動く必要があるのですけれども。
中国なんてまさにそんな感じで、今回の福島での処理水の放水に関して、塩の買いだめに走る姿というのは当然全員でないにしても、不安が形になっています。
そんな国だから、日本からの水産物の即時輸入停止に踏み切るわけですね。
ちなみに、放水されている処理水は、IAEAという原子力に関わる国際機関も認定していますし、世界の主要国も承認していますので、科学的にはなにも問題ないのです。
それでも、未だに騒ぐ方は、感情的におっしゃっているだけですね。
これは、コロナワクチンの時も、東日本大震災の時の放射性物質の時も起きましたが、問題がないところに問題を作り出しているのだと思います。
もちろん、読者の方も人間ですから、不安は解ります。
よくわからない物は怖いですからね、
僕も、東日本大震災の当時は、状況が解らなかったので、いったん家族を西に行かせましたから。
空調は感情では動かない
ですが、建物の住環境。特に、室温と湿度は、どこまで言っても科学で動きます。
暑いのはイヤといっても、エアコンのスイッチを入れなければ、空気は冷えません。
そもそもエアコンだって、1970年代に一般に販売されるまではこの世にありませんでしたが、これも科学的な発明です。圧縮された空気が急速に圧力を下がると周辺の熱を奪うという物理現象の発見から開発されました。
その後、熱力学という分野はどんどん拡張して、室内の環境を科学的なアプローチでコントロールするという方向にも使われるようになりました。
最終的に、学会もできて、空調計画はシミュレーションできる様になっています。
空気調和・衛生工学会といいます。空調というのは、空気調和の短縮形です。
夏の場合は、どれだけのエネルギーが屋内にあって、どれだけ排熱すれば快適か?という問題を取り扱います。
冬は、逆にどれだけ熱を足せば、快適かという下記のようなグラフを使います。
それでも、住んでいる住人は千差万別ですし、色んな感情があります。暑いのはイヤだ、寒いのはイヤだ、電気代が高いのもイヤだ、夫が室温を下げすぎる、子供がエアコンを使いすぎるなどです。
そんな感情を全て受け止めるのは、工務店の皆さんですが、それを同じように感情でアプローチするのではなく、科学的にアプローチしましょうと当社はお伝えし続けています。
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