冷暖房の効率を高めるための室内レイアウト

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《《《2024年10月26日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第714号》》

今日のテーマは、冷暖房の効率です。

昨日もちょっと書きましたが、冷暖房を考えるとき大切なことは?

暖房は上に、冷房は下に

空調計画は、物理の法則から逃れられません。

それは、

暖かい空気は上昇して行くというのと、冷たい空気は落ちていくということです。

ですので、1階の暖房器具で、上手に工夫すると2階を温めることもできますし、2階の冷房用エアコンで、1階もの空調することができます。

そのやり方をちょっと考えてみてましょう。

床下エアコンは効果的な暖房器具

まずは、暖房ですが、暖房機部として床下エアコンはとても優秀な暖房器具になります。

石油ファンヒーターやガスファンヒーターに比べて、エアコンは省エネ性能が高いというのがあります。

COPといって投入エネルギーの何倍の暖房エネルギーが出るかという指標では、こうなります。

COP

ガスファンヒーター・石油ファンヒーター COP=1

暖房用エアコン COP=2~7

燃料の生炊きの場合は、COPは1になるのが一般的です。

エアコンは、コンプレッサーの出力に寄って大きく効率が変わります。定格の50~70%が一番で効率が良いゾーンです。

更に、暖気が上に上っていく+床下エアコンにすると、床下がふんわり暖かいです。全体ではなく、エアコンがある近くだけにはなりますが。

小屋裏エアコンなど2階のエアコンは冷房用

小屋裏エアコンや、2階のホールエアコンは冷房用に使えます。

ということで、全巻冷房用のエアコンは2階か、小屋裏に起きましょう。

これが一番効率良くなります。

その時に、注意するのが冷気の流れですね。

冷気の流れを効率よく1階に下ろすのが吹き抜けです。小さくても良いですから吹き抜けを作ると効率的に冷房を送ることができます。

試してみてください。2階のホールエアコン。

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Posted by 湊 洋一