環境に優しいエコ空調システムの選定

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《《《2024年10月9日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第697号》》

今日のテーマは、『環境に優しい』です。

『環境に優しい』の意味は沢山有ります。

どんな意味かと言えば、CO2の排出量が少ないシステム、または、資源の活用が少ないシステム、汚染物質をあまり排出しないシステム、さらには、光熱費の安いシステムなどなどいろんな意味で空調システムが有りますので、それについて考えていきたいと思っています。

環境に優しい

CO2の排出量が少ないのでは、太陽光パネルを取り付けると良いかもしれませんが、コストは確実に高くなります。

資源の活用が少ないというのは、使う機械や機器の数量を減らす事が良いでしょう。

汚染物質を出さないというのは、化石燃料を直に燃やすような、ガスファンヒーターや石油ファンヒーターなどを使わずに、エアコンを使うということになります。輻射熱冷暖房機は、この汚染物質は出しませんが、機器としての効率はエアコンに比べてイマイチです。

最後の、光熱費の安い=使用エネルギーの小さいシステムということになりますね。

まとめると、使用エネルギーをできるだけ小さく、更に機器の数量を減らすというのが、『環境に優しいエコ空調システム』ということになると思います。

熱源は何がいいか?

このエコシステムを作る上で、暖房は何がいいか?というと、暖房はいろいろ選択肢があります。

薪ストーブ、ペレットストーブ、ガスファンヒーター、石油ファンヒーター、石油ストーブ、エアコン、輻射熱冷暖房機器、ハロゲンヒーターなどもそうですね。

これに対して、冷房はエアコンと輻射熱冷暖房機器しかありません。

輻射熱冷暖房機器の場合は、安い物でも1棟分で200万円はします。高いものだと、450万円以上します。

ちょっと普通のお客様だと納得のラインからは逸脱しますので、最終的にエアコンしか残りません。

エアコンの台数を減らす

更に、エアコンの台数を減らさないと、エコを達成できません。

部屋の数だけエアコンがある場合は、エアコンを3台も、4台もつけなくてはいけなくなります。

そうすると、資源の無駄遣いだと思うのです。

エアコンを1台か2台で空調できるシステムを構築する事こそが、環境に優しいエコ空調システムを作ることになるのかな?と思っています。

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Posted by 湊 洋一