快適な湿度管理とエアコンの設定温度
皆さん、こんばんは。
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《《《2024年11月14日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第734号》》
今日は、和歌山の工務店さんを回ってきました。
2社の違いがよく解って面白かったです。
さて、今日のテーマは、湿度管理とエアコンの温度です。
夏の快適と冬の快適
湿度は建物の快適性能に大きく影響します。
湿度に関しては、夏は除湿したいですし、冬は加湿しないといけません。
夏の除湿はエアコンで行うことが可能なので、積極的にエアコンを運転して除湿をしてください。
この時のエアコンの運転は冷房です。除湿モードは除湿はしたいけれど、温度はあまり下げたくない時に使いますが、やはり温度は下がります。再熱除湿が可能な機種は、この問題点は解決できます。詳しくはこの件は他で書きます。
とにかく、除湿量はエアコンでの除湿が一番量が多く、効率的ではあります。
ちなみに、最近は外気温がとても高いので、空気中の水蒸気量も増えています。
同じ湿度70%でも、温度によりどれだけ絶対湿度量が違うのかみてください。
温度 25度 容積絶対湿度 16.13757 g/立米
温度 30度 容積絶対湿度 21.25866 g/立米
温度 35度 容積絶対湿度 27.71346 g/立米
温度 40度 容積絶対湿度 35.77264 g/立米
ご覧いただければ解りますが、25度の水蒸気量が40度になると同じ70%でも2倍以上になっているのが解ります。
外気40度を室温25度に冷房すると、1立米あたり20g除湿が必要です。
250立米(100平米、天井高2.5mの場合) x 20g =5kgの水分を除去しつつ、1時間に3種換気だと、2.5kgずつ除湿する必要があります。
1時間にペットボトル5本分の水分量をエアコンが除湿することになります。
それがこのドレインから流れることになりますね。
この場合の設定温度は。22度前後が良いと思いますが、居室のサイズや、何台エアコンを動かすかによって結果が変わりますね。
冬は加湿が必要
逆に冬は加湿が必要です。
冬の外気は。容積絶対湿度に換算すると3g/立米程度しか水蒸気量がありません。これを、22度で相対湿度50%にするには、10g前後の水蒸気量が必要です。
同じ建物場合は、2.5kg足らないことになります。更に1時間に1.25kg程度加湿しないといけません。
1時間にペットボトル2本以上の加湿が必要ということになります。
かなりの量ですね。
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