夏の湿度はあまり関係ない 問題は冬の断熱 2
おはようございます。
MX代表のみなとです。
今日も、毎日のブログを書いていきます
工務店の皆さんの力になったら良いなと思って書いています。
《《《2023年10月30日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第363号》》》
昨日の続きを書いていきます。
そもそもXでの素人さんの発言に注目した今回の記事ですが、夏の湿度に関しては,知っていれば全然大したことが無くて除湿ができるということをお伝えいたしました。
そして、冬寒い、ヒートショックや熱中症などで年間に1万人以上が亡くなっている現実は全く変わりません。
その理由と対策を考えていきます。
ヒートショックの原因
基本的に英国保健省の答申が的を射ていたのだと思います。
室温が16度を下回ると重大な健康リスクがある。
16度を暖房せずに保つ家というのはどんな家か?と調べると、BELS でのG3の住宅になります。
つまり、暖房を全くすることなく、外気温が何度でも室温が16度保てる住宅は、6地域ではUA値が0.26W/平米K以下の超高断熱住宅だけです。
断熱等級6、つまりHEAT20 のG2でも暖房をしないと、室温が13度前後になってしまいます。
では、北海道はどうなっているのでしょうか?
札幌の住宅の平均的な断熱性能は、UA値0.45W/平米Kと言われています。確かに本州よりは性能が高いのですが、札幌の1月の平均気温は、平年値で-3.2℃です。最高気温は-0.4℃、最低気温は-6.4℃です
つまり、ずーっと零下なんですね。これで、このUA値だと暖房をしないと室温が10度にもなりません。
つまり、札幌などの北海道では、断熱性能はともかく、暖房費を投入しているということです。
真冬の燃料費は、平均4万円前後。このところ円安と資源高で上昇傾向です。
本州では、それを我慢して衣類でごまかしているというのが現状です。
つまり、断熱性能を上げないと、暖房費が沢山掛かるか、寒い部屋をコタツなどで我慢して生活しているというわけですね。
断熱性能をあげて、光熱費用を抑えるというのが、お客様のためにもなり、普段も暖かい住宅を建てられますので是非とも、断熱性能の向上をご検討ください。
何でも聞いていただければ、お答えいたします。
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