夏の湿度対策 決定版 2

皆さん、こんばんは。

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《《《2024年8月21日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第649号》》

昨日は、都心の雨が雨では無く、豪雨だったみたいですね。

市ヶ谷駅が水浸しになるというニュースも流れました。

いや、日本の夏では無いみたいですね。

東京湾に珊瑚礁が出現しているということですから、また違う世界が見えそうです。

除湿する最適解

除湿というと、除湿機が思いつきますが、昨日もお伝えしたこの量を除湿するのは、一般的ではありません。

6月 16.35 g/立米

7月 22.07 g/立米

8月 22.64 g/立米

一般的な除湿機が除湿できる量は、最大の機種で、1日15~18リットルです。

24時間動かすとすると、1時間あたり1リットル以下です。

7月の必要除湿量を考えると、22g/立米を15g/立米にすると考えます。

1立米あたり7gを除湿します。一般的な100平米の住宅で、天井高さが2.5とすると、250立米の空間がありますので、必要除湿量は、7g/立米 x 250立米 =1750gになります。

3種だと、1時間にこの半分が常に屋外から入ってくるとすると、1時間に900g近く除湿しないといけません。

これだと最大機種で、最大の除湿機が2台必要になります。安い物で4.5万円、高い物だと1台10万円超えます。

これが2台と考えると、ちょっと除湿機は無いなと思います。

除湿の切り札はエアコン

実は除湿の切り札はエアコンです。エアコンのフィンを冷やすので大量の結露水が生まれます。

これが除湿になります。

エアコンの最大除湿量は。日立の場合は、カラッと除湿という機能があって、80%の相対湿度を40%にすると書いてあります。

室温が解らないのですが、エアコン中ということもあるので、27度でシミュレーションしてみます。

27度 80%を 27度 40%に下げると、空気中の水分量(=絶対湿度)は、こうなります。

絶対湿度ベースで比較 21.62 g/立米 ⇒ 10.31 g/立米 なので、10g/立米以上の除湿能力問い訳です。

建物全体で考えると、 10g/立米除湿 x 250 立米 ⇒ 2.5kgとかなり大きくなります。

つまり除湿機で除湿しないで、エアコンで除湿を行うというのが正解になります。

まとめを明日書きます!

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Posted by 湊 洋一