快適とは何か?
こんばんは。
MX代表のみなとです。
今日も、毎日のブログを書いていきます
工務店の皆さんの力になったら良いなと思って書いています。
感想などいただけるととても嬉しいです。
《《《2024年1月29日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第454号》》》
何だか以前に書いたのですが、この間久しぶりにこの話を聞きました。
そのため、ちょっと書いてみたいと思います。
快適とは何か?
快適というのは、とっても難しい表現です。
人によって違うからです。男性と女性では全然違います。
22度とって、どう思うでしょうか?
室温としてはいい感じですが、それは今が冬だからです。多分夏だと凍える寒さになります。
また、湿度の高い低いで体感は変わってきますね。
更に、風は体感温度を下げます。風速1メートルが1度体感温度を下げるということも忘れてはいけません。
他にも要素があります。
洋服の量です。ダウンジャケットを来ていると22度は暑すぎますし、Tシャツに短パンだと少なくとも24度はないとちょっと寒いですよね。
もう一つ要素があるのですが解りますか?
それは、運動量です。
ちょっと部屋の片付けをしていたら身体が火照ってきたという経験とか、ちょっと近所を散歩して帰ってきたら部屋が出ていった時よりも暖かかったという経験がある人がいるかもしれません。
更に、もう一つ要素があります。
それが、体質です。太っている、痩せている、元々代謝が多くて直ぐ汗をかく、または若い、年をとっているなど年齢によっても快適の幅は異なります。
ですが、これに関しては数値化できないということで、快適というのは国際基準があるのです。
ISOで定められた快適
それが、PMVというシステムです。
PMVは、Predicted Mean Voteの略です。
Predictedは予測されたという意味です。Meanは意味するという動詞ですが、ここでは平均という名詞として使われています。Voteは選ぶですね。
ここには快適という言葉は出てきません。ですが、PMVという単語は、快適性の表す指標として使われています。
室温、湿度、放射温度、気流速、着衣量、活動量の6つの要素から算出される指標で、人がどれくらい快適かを表します。
PMVは、「かなり暑い:+3」〜「かなり寒い:-3」の7段階で数値化され、中央値の「中立(快適):0」が熱くも寒くもない、熱的に不快のない状態を示します。つまり、多くの人々の投票によって数値化され、統計によって導かれた数値ということになります。
ですので、いちばんいい値で95%が快適であるという少し幅がある数値になります。95%以上は基本ありません。人によって感じ方が違うからです。
いろいろな経験を経て、PMVは1994年に国際規格 (ISO7730) になっています。
といって、快適性というのはPMVという計算式において、世界共通の言語になった訳です。
といってもたった30年しか歴史がありませんけれども。
では、PMVとはどういう計算式か?というのは後日お知らせいたします。
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