無くなった地域グリーン化事業

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《《《2024年3月1日エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第484号》》》

令和6年度の地域型グリーン化事業が無くなりました。

まあ、長期優良住宅地の補助金として登場した、地域型グリーン化事業も令和5年度を持って打ち切りになりました。

今後は子育てエコホーム支援一本になります。

つまり、長期優良住宅としての補助金はなくなる事になります。

長期優良住宅の歴史

長期優良住宅は、平成 21 年 (2009年)6 月 4 日に施行された「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」

に基づき、ストック重視の住宅政策への転換を目指し、国民の共通の資産である住宅の長寿命化に必要

な建築・維持保全に関する事項を所管行政庁が認定し、認定を受けた住宅の建築・修繕等を、税制・融

資・補助金により支援するという事でスタートしました。

今年で15年目になります。

その前には、住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)の登場とともに、住宅の性能という物にランクが付けられるようになりました。

その総合的に一定以上の性能の住宅を、『長期優良住宅』として、優遇していこうという制度で、当初は長期優良住宅にするだけで、補助金も出ていました、

この長期優良住宅が、これまで15年にわたって、日本の住宅の質を担保して、先導的に支えていました。

今回、この4月以降この補助金を出さないと決めたのは、2024年からははじまる断熱等級4の義務化があります。

現在の、長期優良住宅の基準は、断熱等級5ですが、長い間、断熱等級4が日本の住宅基準でした。

多くの工務店も、建売会社も、断熱等級4であれば充分という感じで家づくりをしていました。

進む高断熱化

それが大きく変わったのは、2022年の断熱等級5~7の認定です。

大手はいち早く断熱等級6に対応いして、2023年の後半から断熱等級7への対応を進めています。

ということで、今後は長期優良住宅は、リフォームに移行して生き残るのかなと思っています。

リノベだとまだ補助金が出ますからね。

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Posted by 湊 洋一