高断熱住宅での最適な空調システムの選び方
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《《《2024年9月12日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第670号》》
今日は、出身大学の校友会に行ってきました。
聞いたところ、日本で3番目に大きい校友会なんだとか。一応、大学は5万人近く在校生がいます。全員が入会するわけではなく、校友会は50万人に少し欠ける程度の在籍なんだとか。
大いっちゃおおいんですが、参加されない方の方が多いんでしょうね。
さて、今日は、高断熱住宅の空調システムの選び方になります。
断熱レベル別の空調計画
正直、断熱等級4とか断熱等級5つまり、ZEH以下は、空調計画をいくらやってもあんまり意味がありません。
というのは、このレベルで空調計画をいくら立てても絵にかいた餅にしかならないです。
理由は、冷房負荷も、暖房負荷も多すぎるというのと、建物からのエネルギーロスが大きくて、空調しても直ぐにエネルギーが漏れてしまいます。
そのため、このクラスは各居室にエアコンを1台設置するのが良いと思います。そして、必要だなと思うときに使えば良いと思います。
サイズだけは注意してください。普通の居室は6畳用で充分です。8畳でも、10畳でも一番小さいサイズで良いです。
リビングは少し大きいものが良いのですが、だいたい半分の大きさにいしてください。
16畳だと8畳用、22畳だと10畳用か12畳用で充分に効きます。
つまり、断熱等級4,5の建物は、部屋ごとに冷暖房するが一番良いです。
空調計画は断熱等級6から
ということで、空調計画をおこなうのであれば、断熱等級6がギリギリです。
そうすると良く聞かれるのが、UA値が0.50前後のもうちょっとで、断熱等級6という建物はどうか?と聞かれますが、あまりお勧めしません。
というのは、0.5前後のUA値だとやはりエネルギーロスが大きいです。
最低基準が断熱等級6だと思っていてください。
これでも温度ムラは比較的大きめです。温度ムラが大きいと、部屋間でも、部屋の中でも温度の差が生まれます。最大3、4度ぐらいですかね。
全館空調も冷暖房用エアコンとか、14畳用(4.4kwh)になったりします。
それ以上に効率の良いエアコンが無いのでこれでダメなら、エアコンを2台にしないといけません。
全館空調システムは、断熱等級6.5からがお勧め
そのような意味で、全館空調システムは、UA値が0.42前後からがお勧めです。
そのためには、外張り断熱(付加断熱)が必要になります。
その方が建物の屋内環境は安定します。温度ムラが減るのと、暖房の効きは圧倒的によくなります。
14畳用エアコンで余裕を持って空調できるようになりますし、更に小さいエアコンでも建物1台を空調できます。
ただし、断熱等級6.5より性能を上げると、冷房負荷が上がってきますので、日光を避けて設計していただきたいです。
断熱等級7になれば、6畳用か8畳用のエアコンで冷暖房できるようになります。
そうなるとかなりエコな住宅になるでしょう。
空調計画もおませください!
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