外壁が黒か白かの問題 前編

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《《《2023年8月13日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第287号》

先日、100ミリのEPSという断熱材の取材に行ってきました。

これはこれで別にまたお知らせいたしますが、その建物の近くに濃い茶色とアイボリーのツートンの住宅がありました。

その表面温度をはかってみたいのですが、こんな感じでした。

やはり濃い茶色のところ墓なり温度が上がって、アイボリーの部分に比べて○℃も温度が高くなっています。

具体的には、茶色い部分は54度ですから、面内は持っと高い部分もあります。

そして、白い部分は精々32~33度ぐらいです。

両者の差は20度にもなっています。

この状態ですと、建物がかなり温まります。

夏の夕方にエアコンを入れ続けて暑いのは日射の侵入だけだと思っていたら、外壁の色によってかなりの熱が入ってきます。

どのぐらい張ってくるか計算してみます。

色による外壁の温度差

色により、温度差がかなり変わります。

これは、先日撮影した帽子に色による温度差です。

何の変哲も無い白と黒の帽子ですが温度を測ると!

かなり違うのがご理解いただけると思います。

黒の最高温度が50度近く、アイボリーの帽子が32度ぐらいですから15度以上の開きがあることになります。

このように、色によって温度が変わる現象を、輻射熱の吸収率によって異なります。

明日は、このあたりもっと踏み込んで調べたいと思います。

輻射熱は熱の移動では一番難しいのですが、それはそれで理解するとなお良いなと思っています。

いずれにしても計算式は、明日お知らせいたしますね。

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Posted by 湊 洋一