吹き抜け空間での暖房効率を高める方法

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《《《2024年11月2日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第722号》》
今週は3連休ですね。

今日は初日ということで、先はありそうなのですが、あっという間に時は過ぎますからね。

さて、今日のテーマは吹き抜け空間と暖房効率ですか。

冬の吹き抜け空間

断熱等級4が主流の時には、吹き抜けを作るのは止めようと言われていました。

確かに、断熱等級4レベルで吹き抜けなんて作ってしまうと絶対に後悔します。

それだけ、壁面の温度も下がってしまって、コールドドラフトが起きます。

コールドドラフトというのは、冷たい壁にその周辺の空気が冷やされる現象をいいます。

良くシングルの窓で起こるんですが、これが空間が高い服抜けでも起きます。

それだけ、吹き抜けやリビング階段の2階の天井や天井近くの壁の温度が下がります。

吹き抜けの上部の窓もアルミ樹脂複合だと、フレーム部分の温度が下がってきますので、注意が必要です。

服抜けは、立てに長い空間になるので、冷気が降りて来やすいのです。

そのため、対策は、断熱等級6以上にすることと、天井、もしくは屋根の断熱は壁の2倍以上しっかり断熱してください。そうすると天井面の温度があまり下がらない様になります。

シーリングファンは断熱の失敗

よくシーリングファンをつけている住宅を見かけます。

シーリングファンは、対流を加速させるためののもですが、断熱がそこそこ上手くいっていれば、必要ないものです。

吹き抜けは、夏2階から冷気を落として、冬は暖気を2階に送るためのものです。

暖かい空気は自然に上に上がっていきますし、冷たい空気は落ちていきます。

性能が上がれば上がるほど、壁の温度の上と下の差は無くなってきますので、シーリングファンは必要ないと思います。

いずれにしても、吹き抜け作るのなら断熱等級6以上にしてほしいです。

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Posted by 湊 洋一