冷房1台で空調
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《《《2024年8月28日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第655号》》
エアコン1台で冷房はかなり無理があるという投稿をあるところで見かけました。
それって本当なのでしょうか?
パッシブハウスクラスだと
建物の性能によって、冷暖房の負荷が変わります。
負荷というのは、平米あたりの必要な冷房量と暖房量です。
これは、非常に乱暴ですが、平米あたりの必要な最大冷房量と暖房量のように表現します。
G3、断熱等級7クラスだと、暖房負荷は、平米あたり20w以下になってきます。
20wで100平米だと、2kwhになりますので、6畳用のエアコンで充分暖房できます。
パッシブハウスクラスだと、その半分ぐらいになっていきますので、6畳用のエアコンの半分でも良いのですが、そんな機械はこの世にありません。
冷房負荷も同様ですね。
断熱等級6程度だと
これが、断熱等級6になっていくと、この冷暖房負荷が、35~40wになってきます。
そうすると、100平米の建物だと冷暖房が3.5kwhとか、4.0kwhになってきますね。
これだと、14畳用のエアコンが、200V で一番効率が良くなるので、これを使うことが多くなってきます。
このように、建物の外皮性能+日射取得、日射遮蔽のレベルによって、冷房の必要量と、暖房の必要量を計算で算出する事が可能になります。
これが、ホームズ君や燃費ナビ、などのシミュレーションソフトの特徴です。
もちろん機能を入れれば、アーキトレンドでも算出できるようになります。
これは、建築研究所の1次エネルギー計算ソフトでは算出できません。
理由は、日射遮蔽、日射取得を評価できないからなんですよね。
エアコン1台で
エアコン1台で空調計画ができるかどうか?
これは、この平米あたりの必要最低冷暖房負荷の計算ができるかどうか?にかかっています。
これができるのであれば、よほど足らないということにもならないですね。
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