太陽光パネル義務化を潰したい人への反論 1
おはようございます。
MX代表のみなとです。
今日も、毎日のブログを書いていきます。
工務店の皆さんの力になったら良いなと思って書いています。
《《《2023年1月9日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第77号》》》
成人の日というのが、この日に移動して余り実感がなくなりました。
おっさんである私は、まあご縁がありませんが、これから3人娘がこのタイミングを迎えるのですがその時は何年後ですかね。大人になった娘は見たいような見たくないようなです。
ちなみに、僕が住んでいる新宿区ですが、今年は、18歳の式典はせずに、20歳の式典のみ行っているみたいです。
子供を育てるのには、大きなお金とエネルギーを使うものですから、成人式を子供が迎えるというのは、親にとっては喜びですよね。
あと6年間もしたら、3年ごとの成人式ラッシュが我が家でも始まります。ちなみに、七五三は6回やりましたが。
さて、このエネルギーですが、エネルギー問題は我々建築に携わる人間にとっては、避けて通れない道です。
このところ、そのエネルギーで、大きな動きがありました。『東京都による太陽光パネル義務化』という動きです。
個人的には、義務化といっても強制でもないし、太陽光パネルは付ける人にとってはメリットが大きいので、概ね賛成ですが、反対の意見も出てきています。
その反対の主張を分析してみたいと思います。
- 人権問題
- FITに関する問題
- 災害・火災に関する問題
だいたいこのぐらいです。
人権問題
2022年アメリカでは、ウイグル自治区の人権問題に絡んで、ウイグル自治区での産品の輸入を禁止する法案を可決しています。
日本もそれに倣う必要があります。というのは、アメリカの輸出においても、ウイグル産品を使っていない証明が必要だからです。そもそも部品を中国から輸入していなければ問題無いのですが、日本の工業製品で2割以上が、中国産ですから致し方ありません。
確かに、中国政府の政治的なスタンスで良いなと思う事は1つもありません。習近平氏の主席3選にはじまって、ウイグル・チベットでの人権蹂躙、台湾への侵攻示唆、香港での法改正など全てにおいて私は反対です。
しかし、それとこれとは別です。
中国は日本にとっても、アメリカにとっても、貿易の相手国でして、政治的な部分と、経済的部分はある程度は維持するべきです。これは、日本やアメリカ企業の存続の問題もあります。
実際に第2次大戦が開戦以降もアメリカが参戦するまでは、ドイツとアメリカは貿易を行っていました。日本も制裁は行ってもロシアとのエネルギー貿易は行っています。
アメリカが指定しているようにウイグル製品だけを丁寧に排除したら良いだけです。
実際に、アメリカでも中国製の太陽光パネルは輸入されています。
アメリカは著作権がとても厳しいので引用が難しいですが、下記の記事のように予測の75%程度でしたがきちんと中国から輸入できていますし、今後の成長も十分に見込まれています。
ところが、下記に引用した記事は、筆者の記事を度々見かけるのですが、どの記事も全否定しかありません。評価する部分は一切なく、完全にに反対を表明しています。
中身は下記からも読んでみてください。
彼は中国からのパネルの輸入はジェノサイドに加担すると言っていますが、実態はアメリカも輸入は止めていません。日本だけが彼の言うとおりに中国からの輸入を止めると、過剰に経済をシュリンクさせることになります。
そして、ウイグル自治区で作られているパネルは、多結晶のものが中心です。日本で売られている単結晶のパネルは、ウイグル自治区ではほとんど作られていません。
ご存知か解りませんが、ウイグル自治区から部品を買おうと思うと最低でも3,000kmはトラックで運んで、港から船で輸入しないといけません。
ロジスティクスを考えていても、太陽光パネルのような大きな部品を運ぶわけですから、いくら人件費がいくら安いからといってもこれはナンセンスです。物作りの基本は生産も安くですが、ロジスティクスを如何に短くするかですからね。おおきな工業基地は、もれなく港に面しています。
ウイグル自治区は、港から3,000km離れているのです。
僕も中国政府のことはほとんど賛成できませんが、このように誇張を使って文章を構成されると、読者は公正に判断できないのでは内でしょうか。僕の嫌いな某新聞などとやっていることと余り変わらないのではないでしょうか。
残りの問題は、明日触れたいと思いますが、大企業のシンクタンクが、中国憎しで少し踏み込みすぎの表現を使う事に違和感を感じます。批判をするにも礼節が必要なのではないでしょうか。
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