■集客編5■チラシの実例(徳島の例)

チラシの実例

先日の徳島でのデザイン住宅勉強会で、
チラシについての話を聞きました。

徳島の会社のチラシは、非常に反応率が良いのが特徴です。

12月の例ですが、3.5万部で新規が30組来場いただいているそうです。

リピートなどが20組足らずなので、
リピートはすこし少ないかもしれませんが、充分だと思います。

多いときは同じ枚数で50組以上集客ができるということですので、
私の知る限りではトップクラスの集客実績です。

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チラシ表側です。

大きく内観写真が使われているのが特徴です。

この写真は実際の家ではないそうですが、
実際拝見した家とほぼ同じテイストでしたので
お客様が違和感は抱かれないと思います。

家具が入っているおしゃれな内観、地図、
社長の写真とメッセージが表面のほとんどです。

その他には、見学会のご案内ですから、日時が大きく入っています。

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チラシ裏面です。

過去に建てた家、お客様からの声、それと、住宅の特徴などが書かれています。

集客は結果が全てです。

集客ができる広告が、お客様が必要とする情報がたくさん載っていて、
見学会に行ってみたいと思わせる広告になっているということです。

やはりこの広告での大きなポイントは内観写真ではないでしょうか。

最近は、外観写真やパースよりも、
内観写真に反応するお客様が増えているという話を聞きます。

さらにこの写真は、趣味の良いインテリアと一緒に生活を
するライフスタイルも提案しています。

つまり、この表面のメッセージは、
“こんな生活をしたい方は、こちらにお越しください”
と言っているわけです。

そして、裏面では、会社の実績とお客様の声で
信頼を得ているという部分になると思います。

お客様はイニシャルなので、
本当にそのようなお客様が居るのかどうかの信憑性にすこし?が残りますが、
実際に建てた家の外観写真や家具や食器などが入っている状態での写真なので、
より実感を持って広告の読み手(集客したいターゲット)に対して
生活のイメージを投げかけているのだと思います。

この終始一貫している内容が好感を持たれて
集客につながっているということだと思います。

ただし、このチラシをただ単に真似ても
集客はなかなか難しいと思います。

というのは、この会社は、ホーム-ページも
その他広告、店舗などの打ち出しも一貫しているからです。

チラシのその後

以前からよく聞くのは、集客が上手くいかない、あるいは
集客が上手くいってたくさんのお客様が来場されても、
次回アポが決まらない、という問題点があります。

大手コンサルティング会社などから高額な商品を買って、
満を持してチラシを入れても全く集まらない。

あるいは集まっても、資金的に厳しいお客様ばかりで
さっぱり決まらないので、そのチラシや商品(教材)の問題だ
と言う話をよく聞きます。

しかし、それで上手くいっている会社があるということは、
どうもチラシなどの広告と会社の
一貫性の問題なのではないかなと最近特によく考えます。

この徳島の会員様は驚くほどの数を受注されているわけではありません。

社長を入れて4名で12から13棟の受注ですが、
坪単価にすると55万円以上の住宅を
25%以上の粗利率で着実に契約をされています。

広告、チラシだけ上手くつくっても
なかなか受注が取れるようにはなりません。

また、いくら営業力に自信があってもまずはお客様が集まらないと何もできない。

というわけで、
チラシに関しては、今回はこのあたりにして、
次回以降はお客様の教育、最近のマーケティング用語ではナーチャリングというそうですが、
いわゆる顧客育成の所をすこし書いていきたいと思います。


■集客編バックナンバー■
集客編1 マスコミに取材してもらって、家が売れる方法
集客編2 工務店広告の成功例
集客編3 チラシづくりのポイント
集客編4 チラシづくりの実践編

Posted by 湊 洋一