■集客編16■リスティング広告とロングテール

前回はランディングページについてお話ししましたが、
今回はWEB全般の考え方についてお話ししたいと思います。

ロングテール

WEBでの集客を考えると、まずはロングテールという概念を理解しないといけません。

ロングテールとは何かと言えば、まさしく長いしっぽのことを指します。

 

これを詳しく解説していくのは骨が折れます。

書籍で言えば、FREE(フリー)という書籍がロングレールという概念を詳しく説明していますが、
簡単に言えばインターネットであなたの会社を見つけてもらうために必要な概念です。

 

なぜかと言えば、貴社は積水ハウスやダイワハウスに比べて全く無名だからです。

そのため、あなたの会社をいくらかでも信頼しないと、
まず貴社に何かを相談するということが起きないのです。

充分な資金が有れば、相変わらずよくチラシが入る会社や
テレビで広告をやっている会社が安心して相談できます。

というのも、チラシを頻繁に入れたりテレビで宣伝しているような会社は、
大きな費用をかけてかっこいい家ができると言うことを説明しているからなんでもあります。

 

それに比べ、皆さんの会社を含む多くの工務店は
頻繁にチラシを入れることも難しければ、テレビCMもすることはないので、
どれだけ小さいマーケット(お客様の集団)を細々と集めるかにかかっているわけです。

それが、ネット広告の考え方です。

例え、1人のお客様でも10人集めれば10棟の契約が取れます。

そのように、少ない数をなるべく多く集めることを考える必要が
我々小さな会社には必要になってくるのです。

 

リスティング広告

リスティング広告というのは、GoogleやYahooといった検察エンジンで、
検索されたときに適切に画面上に広告を映し出すことを言います。

そして、その表示された広告は、表示されただけでは費用がかかりません。

費用が必要になるのはお客様がクリックしたときだけになります。

1クリック10円以下から最大でも数百円という幅で広告料金を決めることができますし、
1ヶ月の上限を決めておけばそれ以上広告料金がかかることはありません。

 

そして、1ヶ月にたった3人しか検索しない言葉でも、
そこにニーズがあれば、つまりお客様がいらっしゃれば、
そこに網を張って待つのがリスティング広告なのです。

 

例えば、皆さんが工務店をやっている都道府県があります。

例えば、静岡県だと仮定しましょうか。

『静岡、家づくり』みたいなキーワードでの検索は、大手がすでに網を張っています。

 

しかしながら、あなたの施工している、
例えば、『清水第一小学校の学校区の家づくり』までは多くの住宅会社は網を張りません。

ということでそのような小さなキーワードをできるだけ沢山入れていく作業が
リスティング広告には必要になります。

 

そのキーワードは、300では足りずに、500ワードとか、
2,000ワードの検索ワードを競ってしていかないといけません。

そして、いったん設定したキーワードをお客様の検索の状態を分析して、
比重を変えていく必要があるわけです。

 

それが、リスティング広告の肝で有り、分析の後に変更して最適化することで、
お問い合わせの流れを作ることになるわけです。

 

先月までに2回にわたってお伝えしたランディングページと
このリスティング広告の組み合わせは、
集客において今後の工務店にとっての柱になるのではないかな?と考えております。


集客編  1 マスコミに取材してもらって、家が売れる方法
集客編  2 工務店広告の成功例
集客編  3 チラシづくりのポイント
集客編  4 チラシづくりの実践編
集客編  5 チラシの実例(徳島の例)
集客編  6 顧客育成
集客編  7 顧客育成の3つの目的
集客編  8 家づくり勉強会1
集客編  9 家づくり勉強会2
集客編10 家づくり勉強会3
集客編11 見学会集客の基本形
集客編12 プレスリリース再考
集客編13 ワンランク上のポスティング
集客編14 工務店のホームページの意味
集客編15 ランディングページ入門

Posted by 湊 洋一