家のコンセプト
このコーナーでは、集客のための手段を色々お伝えしてきました。ですが、今回はちょっと趣向を変えて、商品にスポットライトを当ててみたいと思います。
実は、このところ、住宅のコンセプトについての考察を様々に行っております。紙の広告をどんどん手がけるようになってきたからなんですね。
お客様が欲しいもの
かなり以前から言われるようになったのですが、お客様は家が欲しいのではなく、それを通じて体現できる暮らしが欲しいのです。
もっと簡単に言えば、ドリルが欲しいのではなく、ドリルによって空いた穴が欲しいというわけなんです。
それなのに、一般的な広告では、家について一生懸命説明をするわけです。プロバンス風のだとか、耐震性能が、断熱性能がと色々語るのですが、素人のお客様には全くピンとこないというわけです、
これに関連して思うのは、自動車のコマーシャルです。最近のCMでは、車の燃費や性能などを語るものが全くといって良いほどなくなりました。スペースが広いこと語るCMはあるのですが、あれは車本来の性能ではないですよね。
その他のCMは、家族、親子など家庭での使用シーンばかりになっていますよね。
つまり、住宅も同じです。お客様が欲しいのは、家ではないんですよね。
ここで注意が必要なのは、大手住宅会社の作っているテレビCMのように、なんだか仲よさそうな家族がただ映っているという広告は、お客様はなんだかよく解らないということです。
では、どんな広告を作れば良いのか?
良い広告制作のためには、奥様の理想の家族が何かという事を理解しないといけません。
ある調査では、夫婦のけんかの原因ランキングの1位は、『お金』だというわけです。
お金が原因でけんかをする夫婦がいたとして、その問題を取り除くのが家だとしたら、欲しいか欲しくないか?というと、それはもう何を置いても必要とされる訳です。
お客様の欲求
お客様の欲求は、これだけではありません。
子供の学力が良くなる。家族が健康になる。
貯金がしっかりできる。自分たちが引退する時までのメンテナンス費用がかからない。
という様々な問題に答えるのが家だったり、皆さんの会社だったりすると、集客には困らない会社になるという風には思うのです。
そのようなソフトを充実して行くのが、今後の工務店が地域で生き残っていく事になると思っています。
その方向性で、少し商品開発を行ってみますので、その成果は皆さんのお伝えしていければと思っています。ご期待ください。