経営コンサルタントの頭の中 57
商品化のポイント
このところ何度かデザインのセミナーを開催していました。オシャレな住宅を建てるにあたってのポイントは、良かったらセミナーを聞いて戴きたいのですが。さらにその商品化にあたってのポイントを今回はお伝えしていきたいと思います。
これを読んで、実践して戴ければまずもって失敗はありませんので、是非とも実践して戴ければと思います。
商品化の一番大切なポイントは絶対に独りよがりにならないことです。
つまり、自己満足することなく、お客様から見ても魅力的な商品をつくるというのが最大のポイントです。
競合他社がやっているから、他の地域で売れていると聞いたからでは、それなりに受ける商品はできても、お客様を集める商品にはなりません。
では、どうしたら良いのか?
そこなんですが、それ以前に一番大切なのはマーケットです。つまり、お客様が居るか居ないかです。
マーケットというのは直訳で市場ですが、これがある程度のサイズがあり、しかも、競合が激しい競争を繰り広げていない事が条件になります。
そんなマーケットが果たしてあるのか?と思われるかもしれませんが、必ず存在まします。
これまでも皆さんが、商売をして契約を取ってきている訳です。最近全く受注が取れないというのであれば、昨年でも一昨年でも構いません。
ただし、3~5年以上前の成功体験は今の市場が全く変わっている可能性がありますので、あまり参考になりません。できれば2年以内の成功体験を分析してください。
成功体験は数多くあった方があたりやすいですが、1件でも構いません。それを、先月書いたリサーチと実際に引き渡した住宅を皆さんなりに分析をして戴ければ良いと思います。
住宅の特徴を列記して、それに対するお客様の反応がどうだったのか?思い出しながらリスト化してください。
商品化の実践
その上で社長ご自身が考えるその特徴を兼ね備えた住宅で、一番見栄えが良くなる形で完成させてください。
もちろんモデルハウスを建てるのが一番ですが、モデルハウスができない場合は、建物の内外のパースをそれぞれ1枚ずつ発注してください。
そうすれば、一応形になった方で、理想の商品が完成します。
どんな外壁で、どんなプランであればお客様が喜んでくださるでしょうか?その時の仕様は、どうなっていますか?
耐震等級は?断熱性能は?エアコンの提案はするのか?しないのか?
内装の仕上げはどんなものでしょうか?無垢の床ですか?普通のフロアーでしょうか?
商品の宣伝
次に、商品ができたら宣伝をしないといけません。
そうでないと意味がありません。モニター募集でも、見学会でも構いません。
WEB広告を行うでも構いませんし、チラシを作でも構いません。とにかく、お客様に広く伝えることが必要です。
ポイントは、ほとんどのケースでは、1回は失敗するという事です。平均して2~3回は失敗すると思って取り組んでください。
失敗しても集客できた方も貴重なサンプルです。その商品見てどう思ったのか?更に、どう改良すれば友人にも知せたり、即決したくなるぐらいの商品になるのか?
お客様に聞いて反応をみながら改良をしてください。何度か変更するとこれまでと違う反応がでます。
その様なプロセスを経てできた商品はなかなか他社に真似できない差別化商品になる事間違えありません。
そして、それ以上にリサーチ力が貴社に付きますので、それを続けていけば決して他社に追いつかれることはありません。
当社でもこの一連のプロセスは対応が可能です。自社のオリジナル商品を、つくっていきたい方、上手くいったら将来他の工務店のネットワークをつくって見たいとお考えの方は、、お手伝いできますので、良かったら声をかけてください。お客様が殺到する商品開発を期待して待っています。