■営業編8■工務店社長の外観
外観の考え方
工務店の場合、ほとんどのお客様の場合は、奥様の意見が非常に重要なポジションを占めます。
特に、初対面あるいは、打ち合わせを進めるために2社程度に絞り込む作業をいっていく時には、
奥様の印象一つで残るか残らないかが決まります。
建てている家(商品)、価格とのバランスなども重要ですが、
社長や接客担当者の服装や髪型、外観などは非常に重要な要素になります。
実際に、受注が伸び悩んでいると当社に相談におみえになる社長の半分程度は、
外観でかなり損をしている場合が多いです。
なにも、ブランドものの洋服を着たり、眉毛の形を整えたり、
香水をつけるなどの必要は全くないのですが、
皆さんはお客様を相手にしているのです。
つまり、ご自分の仕事は接客業であると考えられない方は、
現在以上に受注を伸ばす事は難しいのではないでしょうか。
皆さんの同業者は、もちろん大手ハウスメーカや他の工務店でもありますが、
例えば、銀行員だったり、不動産屋さんだったり、家具屋さんだったり、
高級レストランだったり、自動車屋さんだったりするわけです。
彼らがどのように接客しているかを考えれば、
お客様にはどのように接客するとお客様が心地いいのかが解ります。
是非どんな接客かを体験しに近くの業者を回ってみてください。
また、その際には、彼らの服装、外観も参考にしてください。
やり過ぎは禁物
いくら外観が大切で、儲かっているからと言って、
高級外車に乗ったり、ブランドもののスーツをいつも着ているというのは、
個人的にはあまり賛成できません。
社長が広告にも顔を出していない、お客様とお会いしないというのであれば
それほど問題ないのですが、お客様と接客するときはどうしても普段の生活が伝わってしまいます。
ただでさえ、会社社長というのは、とてもお金持ちというイメージがあるので、
なるべくお客様の所得層に近い生活レベルや服装を守った方が、
お客様のお考えや普段の生活もよくわかるものです。
外観・服装の基本
基本は、当たり前のことを、当たり前に行うだけです。
販売している住宅にも大きく影響されますが、一般的な話としてお聞きください。
・基本は、スーツ。もしくは、スラックスにワイシャツ+作業着がいいと思います。
・ベルトはブランドものでは無く、シンプルなもの。
できれば年に1回は新品に変えたほうがいいでしょう。
・靴は、革靴で磨いてある事。
・名刺入れ、財布、カバンなどは、シンプルで上品なもの。
・髪は短め、基本的にヒゲを好きな女性はほとんどいません。フケなどにもご注意。
・爪などもきちんと切ってあること。
・においに敏感な女性が多いので、香水は要りませんが、毎日お風呂に入りましょう。
受注がご自分の理想通りの方は、服装や外観などについても、
ご自分のスタイルと貫かれるといいと思います。
もし、まだまだだと思われる方は、
服装をすこし見直すだけでお客様の印象が変わる場合があります。
試してみてください。
販売している住宅がローコスト住宅の場合や
社長が30代の場合はもうすこしカジュアルでもいいと思います。
逆に、坪70万円以上の高級住宅の場合は、スーツを着用した方が印象がいいようです。
■営業編バックナンバー■
営業編1 苦手の資金計画克服計画~前編~
営業編2 苦手の資金計画克服計画~中編~
営業編3 苦手の資金計画克服計画~後編~
営業編4 苦手の資金計画克服計画~続編~
営業編5 土地について~前編~
営業編6 土地について~後編~
営業編7 見学会での初回アポの流れ