■営業編3■苦手の資金計画克服計画~後編~
ファイナンシャルプランとは
ファイナンシャルプランというと、
なんだか小難しく感じられる社長さんも多いと思います。
僕も、英語が苦手ですし、数字もそんなに得意ではありませんから
はっきり言って苦手です。
ですが、こんな風に日本語にして考えると、簡単に思えます。
それは、
『ファイナンシャルプランとは、お客様が住宅ローンを返済して、
一生お金に困らない生活をするための計画』
とちょっと長いですが一言で言い表せてしまいます。
そのために、ファイナンシャルプランナー(以下、FP)に頼むと、
ライフプランといって、ご主人と奥様、お子様などの年齢に合わせて
それぞれ一生涯のイベントにいくらぐらいお金がかかるかという事を元に、
壮大な表やグラフを作ったりしてくれます。
そして、そのような統計を元に、
雑誌や新聞には、1家族で3千万円とか5千万円が老後の資金に必要
と載っていたりします。
ですが、私の知る限りで、老後の資金を3千万円貯めるために生きている、
という人には出会ったことがありません。
とにかく、人間は面倒くさいことが嫌いです。
そして、今後30~40年間のライフプランの表を見せられても、
全く実感がわかないと思います。
ですから、私はFPをお呼びしてお客様にライフプランまでしてもらうことは、
あまりいいことだと思っていません。
契約が終わったお客様であればまだいいと思いますが、
契約前のお客様にそこまでお金を使うことは無いと思っています。
ファイナンシャルプラン = 家計簿
では、何をやれば良いかというと、
住宅を建てた後の家計簿を、奥様と一緒に考えてあげることをおすすめしています。
家計簿をつけている奥様は非常に少ないですが、
まずは、今現在の家計簿の把握から進めていきます。
聞き出す項目はこんな感じです。
- 食費
- 住居費 (家賃、光熱費など項目別で)
- 通信費 (インターネット、携帯電話など項目別で)
- 保険費用 (これも、項目をわけで)
- 被服費用 (お子さんが小さいと高くなる傾向が)
- 教育費用 (お子さんが中高生になるときの塾の費用も捻出できるといいです。)
- 子供関係費(おむつ、ミルクなど一時期でもばかりになりません。)
- 自動車関係(ガソリン代、税金、車検費用など月割りで)
- その他 (趣味の費用、コンサート、CD、ゲームなど生活が垣間見えます)
これらの項目を事細かに、なるべく詳しく現状を確認することに
1日使っていただいて構いません。
ただ、このときにお客様が抵抗を示す場合がありますが、
目的を明確にすることで全てお聞きしてください。
目標とは、初めにお伝えした『一生お金に困らない生活をする』ということです。
これをきちんとやれば、今後考えなくてもいいし、
別に他の住宅屋さんで家は建ててもいいので、これだけはやらせて欲しいとお伝えすれば、
問題なく聞き出せると思います。
その時のポイントは、考え方を伝えるのであって、
1円たりとも正確に事実を確認する必要は無いということです。
ガソリン代や食費はパッと答えられる方は少ないと思いますが、
1回行くといくら使うか?と
月に、週に何回行くかでおよその数字を把握できればOKです。
そして、ここからが重要なのですが、
紙面が尽きてしまいましたので、また次回。
この先のファイナンシャルプランをお伝えして行きたいと思います。
■営業編バックナンバー■
営業編1 苦手の資金計画克服計画~前編~
営業編2 苦手の資金計画克服計画~中編~