■コストダウン編1■アルミサッシのコストダウン方法
アルミサッシは、現在、たった3社しか企業が無くなってしまいました。
そのため、コストダウンといってとても厳しいのが現状です。
その中で各社はそれぞれに、特徴のある戦略をとっているようです。
YKKは、現在直販部隊を強化しています。
そのため、中規模以上の工務店は、初取引において
直販ルートを確立する事ができる場合があります。
リクシルは、自社系列の代理店を再編して、代理店網の強化を行っています。
三協立山は、一番マーケットシェアが少ないため、工務店のサービス向上以外にこれといった戦略を打ち出せていないようです。
3社の中で、三協立山が一番価格的に柔軟に対応いただけるようですが、所長クラスの決断力次第という感じになっております。
過去20社以上のコストダウンのお手伝いをした感覚でいえば、現在のコストダウンの最安値は20~24%です。
つまり、掛け率が30%を超えている会社で年間10棟以上受注実績のある会社は下がる余地がまだまだあります。
ただし、掛け率はこんな感じで下がっていきますので、いきなりは難しいと思います。
45%前後⇒40%⇒35%前後⇒32~3%⇒27~28%⇒24~5%⇒22~23%
ここからさらに下は、年間30~50棟の実績が無いと難しいと思います。
掛け率を追えない場合は、
・同じ価格で仕様をUPする、
・仕様を若干下げて価格も下げる
などの対応を迫ってください。
そちらはわりと簡単に飲んでくれると思います。
ちなみに、ガラスの厚みは5mm、4mm、3mmとあり
通常ペアは4+4mmとなっています。
ガラスには掛け率がないので1枚あたりで1~3万円違う場合がありますので、同じサイズのガラス入りで比較する事が重要です。