★1分で読める!ほぼ日刊MXニュース ★Vol.127 2016年11月29日号
おはようございます。
イタリアの予定が終わって、フランスに来ております。
そして、もう今日で全ての予定は終了して帰国です。
まだ時差ボケが残っているのにな。
早いものです。
そして、来週からは12月ですね。
今日も『1分で読める』をテーマに工務店経営に役立つ情報を提供していきます。
よろしくお願いいたします。
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林業の未来
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昨日はたまたまこんな話になりました。
日本は現在、林野庁を中心に様々な補助金を出しています。
そして、何とか国産材需要を取り戻そうと躍起になっているそうなんですが、
基本的に問題点が多いんです。
市場の大きいのはその土地の問題ですね。
ロシアやカナダ、北欧なので木材生産地の林は、平らなんですよね。
日本の場合はみれば解りますが、全部山の上に林があります。
これだけで、まず高齢化するときちんとした干ばつなど必要な措置が全く取れなくなってしまいます。
年齢が高くなると急峻な崖での作業は危ないですからね。
次に、価格体系の問題があって補助金が出ると外材と競合できますが、
補助金が出ないと競合できないという根本の問題があります。
さらに、木を切りたくても切れない所有者の事情というのもあります。
山の所有者はちょっとでもお金になるのであれば、木を切ってもいいと思っている方は沢山いるそうです。
ですが木を切ると、植林しないといけないという行政指導が入るなど、
それを押して木を切るというところまでいかない。
それだったら、現状維持の方がいいということになるんだそうですね。
また、木を切るにしても材木を運ぶための林道整備が必要ですし、
本格的林業開発を行うためにはきちんと将来を見据えた開発が必要ですからね。
道を1本通すにしても、誰が負担するんだという問題も多々あるわけです。
最後に、ちょっと前までバイオマス発電がかなり騒がしかったですね。
ですが、日本で植林されている杉は脂分が少ないので、火力が弱くてバイオマス発電には
あまり向かないというのが現場から上がってきているんだそうです。
間伐されていない杉林は、ほとんど商品価値がないので燃やすのが一番の解決策だっただけに、
現場もかなりガッカリしているんだとか。。。
結果として大量の杉林が今しばらく放置されるというのが現状みたいですね。
完全ロボット化されるまで、日本の林業の未来はなかなか暗いのです。
今日は、暗い話で申し訳ありません。
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