情報が感情を変える Vol.990_2019/4/22

★1分で読める!ほぼ日刊MXニュース ★ Vol.990 2019年4月22日号

おはようございます。
みなとです。
来週から10連休ですね。
多くの工務店さんは前半か後半のどちらかをお休みにしているところも
あるみたいですね。
もっとも、お客様が多いところは休み無しでずーっと打ち合わせ
みたいな会社もあると思います。
今のうちに体調を整えてくださいね。

今日も『1分で読める』をテーマに工務店経営に役立つ情報を提供していきます。
よろしくお願いいたします。

 情報が感情を変える

先週の金曜日は痛ましい事故がありました。

87歳のご老人が運転していたプリウスが10名以上を
跳ね飛ばして、ゴミ収集車に激突して停まったのです。

その事故で31歳のお母さんと3歳のお嬢様が
一瞬に亡くなってしまいました。

犯人のご老人は、実は東京大学から経済産業省に
入省して、農機具のクボタの副社長までされた方
だという事ですから、成功者でした。
87歳でも運転が出来たという事は、
かなりご健康であったとも推察されます。

彼は晩節に大きな汚点を残して、
近い将来亡くなることでしょう。

ですが、はじめのニュースは
『80代の高齢者が人をはねた』という短いものでした。

とっさに、そんな老人は早く殺してしまえ!と
いうような罵声がネット中に流れました。

そうなんです。
人はその人間性を知らないと、とても無責任になりますし、
全く共感も出来ません。

ですが、その方の個人情報が伝わってくると、
例え犯人であろうといくらかその境遇に
同情すら出来るようになります。
ましてや、そのご老人が車で人をはねることが
目的ではないコトが明白で、さぞかし深い後悔を
していることだろうと想像できるからです。

更に、これが実父だったり、親戚だったり、
昨日話をした知り合いのおじさんだったりすると、
犯罪を犯していても擁護するようになります。

これは良いことでも、同じです。

全く知らない、年齢も性別も解らない人が
良いことをしたというニュースと、隣の家の奥さんが
人助けをしたのでは、受け止め方が全然違うわけです。

ですから、このことからも個人情報をどんどん
出そうという事が正しいことだと思います。
個人情報がニュースと一緒に伝わると
受け止め方も変わってくるのです。

うちにも5歳の女の子がいます。
被害者のご主人の気持ちになるといたたまれないですね。
とても不謹慎な例だったかもしれませんが、
心の動きを凄くよく理解出来たので
ちょっと例に出させていただきました。

犯人のご老人は近いうちに運転を
止めると言っていたそうです。
それが、事故の前日だったらそんな痛ましい事故は
起きなかったのですけどね。
それにしても、残念なニュースでした。

Posted by mx-eng