お客様がのぞむ物の話 Vol.971_2019/4/3
★1分で読める!ほぼ日刊MXニュース ★ Vol.971 2019年4月3日号
おはようございます。
みなとです!
令和フィーバーが止まりませんね。
まあ、しばらく続くでしょうか静観ですね。
令和時代は、オリンピック、万博、リニア開業などと色々話題が続きますね。
良い時代になったと思う時が来るのかもしれません。
今日も『1分で読める』をテーマに工務店経営に役立つ情報を提供していきます。
よろしくお願いいたします。
お客様がのぞむ物の話
昨日の続きを書きたいと思います。
多くの人々が物が欲しいとは思わなくなっています。
書籍の売上げは、電子が半分ぐらいになりそうな勢いですね。
電子は物ではなく、データでしかありません。
実態はないので、読書という体験と、情報が手に入れば良いというわけです。
それに対して書籍というのはとても贅沢です。
書き込みもできるし、電子だとできないぱっと気に入ったところを読むという事もできます。
ですが、かさばりますね。
僕の自宅にも数百冊の書籍があるのですが、カミさんからいつも文句を言われています。
書籍は情報を所有する時代になりつつありますね。
車も都市部だとシェアが主流になりつつあります。
ですので、近くのレンタカー屋さんが閉店していっています。
最近では、トヨタが定額の車リースを始めていますよね。
車も自分の1台を所有するというよりも、移動手段を借りるという形になりつつあります。
これは地方にそのうち波及してくるでしょうね。
さらに、もう少しすると住宅のシェアが始まると思います。
住宅の場合は不動産としての価値が大きいので、経営母体が難しいと思います。
もしかすると地方自治体になるかもしれません。
そうなると住宅所有の概念が崩れていくことになります。
所有できる人が少数派になって行くという感じかもしれません。
所得は住宅以外の所に使うという感じになって行くのではないでしょうか。
ただし、この変化は5年以上先の話です。
最低でも4~5年は現在の延長線上の家づくりが続くことでしょう。
ですが、所得が増えないので、やはり中古住宅のリノベーションが流行ってくると思われます。
でも、キッチンは新しい方が良い、お風呂も新しい方が良いという事でリノベーション需要が増えてくるんだろうなという感じになりますね。
その時にどんな提案ができるのか?
このあたりは、工務店さんだけではなく、我々断熱屋にとって課題になりますので、研究していきたいなと思います。
これはあくまで一例でして、今後は物の概念が変わっていくのは間違えないですね。