中国の死の病 Vol.3292_2025/8/8
★1分で読める!ほぼ日刊MXニュース ★ Vol.3292 2025年8月8日号
おはようございます。
みなとです。
今日は、夏休み前の最後の営業日ということで、1日会社にいます。
何だかあまりに早い月日の流れに足掻いています。
土曜から1週間、社員が出てきませんが、15日は、一応営業日です。
夏期休業:8月9日(土)~14日(木)
15日(金)はほとんどの社員が有給です、
今日は、太陽光パネルの話なんですが、中国の話でもあります。
今日も『1分で読める』をテーマに工務店経営に役立つ情報を提供していきます。
よろしくお願いいたします。
中国の死の病
これは、中国で仕事したことある人は、ほぼ全員知っているけど
あんまり語らない話です。
私も中国での仕事は、直接では有りませんが、台湾企業経由でかなり
関わりました。
最近、太陽光パネルは、中国を利するから反対という意見を良く聞きます。
皆さんの中でも中国メーカーは信用できないという方がいらっしゃると
思います。
ですが、現在は中国製品では品質トラブルはがほとんど起きなくなりました。
また、テレビ、携帯、ドローン、360度カメラ、アクションカメラ、PC
ロボット掃除機、電気自動車などは、世界シェアも上位を占めるようになりました。
理由はこうです。
中国は、同じ中国の企業が、一歩先んじることを死ぬほど嫌います。
それが、日本ではメンツといわれているものです。プライドみたいな
感じでしょうか。いわゆる他社への嫉妬ですね。
なので、どこかで品質が良いと評価されると当社もとなります。
品質については同業他社で競争をして、かなり良くなりました、
付属のソフトもとても使いやすくなりました。
ところが、生産量でも同じ事をします。太陽光パネルは、政府も、業界団体も
生産調整を決めていますが、絶対に抜け駆けが起こります。
どうしてか?メンツなんですよね。
なので、どこか1社でも生産調整せずに、注文数を確保しようものなら、
その会社を非難するのではなく、我先にと増産に踏み込みます。
こうやって赤字でも販売ということが起こります。
太陽光パネルはどこも大赤字だそうです。でも、生産を緩めないのはそんな
心理が裏で働いています。
1社独占が許せないのが中国市場というわけです。
今これが、太陽光パネルだけではなく、電気自動車でも起き始めました。
BYDの赤字額は、数兆円といわれているのです。
https://mx-eng.com/l/3102044/134811/b/46997268
アホなのか?と思うのですが、この性質から逃げられないのが、中華民族です。
台湾も実際にUMCの成功をみて、TSMCが生まれました。多分、20年
前は、ファンドリービジネスは3、4社あったと思いますが、上手くTSMCが
勝ち残りましたね。
中華系企業は生産量を確保すれば黒字は後からついてくると考えるんですよね。
だから強いのですが、作りすぎて自滅するきらいがあるのです。


