性能向上をどう売るか? Vol.3234_2025/6/11
★1分で読める!ほぼ日刊MXニュース ★ Vol.3234 2025年6月11日号
おはようございます。
みなとです。
今日は、リノベージョンの現場を取材してきました。
外壁の外から湿式外断熱です。
映像を撮っていますので、8月ぐらいにご覧いただけると思います。
今日も『1分で読める』をテーマに工務店経営に役立つ情報を提供していきます。
よろしくお願いいたします。
性能向上をどう売るか?
今後は、断熱等級6以上で無いと注文住宅は厳しいと思いますが、断熱等級6
って充填断熱+窓をよくすれば達成できるんですよね。
つまり、誰でも出来ます。
そんな誰でも出来る住宅では、差別化は無理ということで、最近は断熱等級7を
売りにしている工務店も増えてきています。
アプローチは2つあって、高断熱をどうにかして、安く作ることにチャレンジ
している会社があります。
もう一つは、高額を受け入れて貰う方向に腐心している会社もあります。
これは、本来はどちらか一方ではなくて、両方やらないといけないん
だろうなとは思いますが。
高額を受け入れる方法論は、今回割愛させてください。すみません。
別の機会に書きます。
ですが、窓が良くなっているので、断熱等級7というのは、昔ほど高くは
なくなってきました。
当社の場合は、ミラフォームラムダで湿式外断熱をしますが、30mmを75mm
にすれば、何とか断熱等級になります。
この価格は、平米で1800~2000円前後の価格UPかなと思います。壁だけ
だと180平米として、おおよそ35万円材料費UP。
ビスの価格UP、窓周り部材などのコストアップも踏まえでも80万円ぐらい
の材料費UPかな。施工費は全く同じだと思います。
ちょっとビスの長さが長くなりますので、それはコストアップしますね。
その他部材を見ても、窓を一部トリプルにしても全部で200万円コストアップ
くらいですかね。窓次第というところではありますが。
もちろん、屋根断熱も、基礎断熱も上げないといけないのですが。
客出しで断熱等級6⇒断熱等級7は、250万円以下に収まりませんか?
だったらどうせもう棟数は建たないのだから断熱等級7狙いで建てていっても
良いんじゃ無いかな。なんかそう思いました。
松尾先生は、独自の計算式でどの程度の断熱性能が得なのかグラフを持って
いますがそれを持っていない会社、そこまでシビアに計算できない会社は思い切って
振り切っても良いなと思いました。
ちょっと乱暴かもしれませんが雑感です。


