【参考図書】製材の日本農林規格 Vol.3181_2025/4/19
★1分で読める!ほぼ日刊MXニュース ★ Vol.3181 2025年4月19日号
おはようございます。
みなとです。
少し配信が遅くなりました。
昨日は、東京大学の木質材料研究室の青木教授に話を聞いてきました。
その辺の話は本文で。
今日も『1分で読める』をテーマに工務店経営に役立つ情報を提供していきます。
よろしくお願いいたします。
【参考図書】製材の日本農林規格
今週は良い書籍がなかったので、pdfをご紹介します。
『製材の日本農林規格』(ダウンロードはここからhttps://mx-eng.com/l/2722391/118680/b/46997268)
JAS材ってご存知ですか?無等級材って何だかご存知でしょうか?
昨日はその当たりの初歩的な所を伺ってきました。
知っている人は沢山いる分野なのですが、私は聞いたことが
ありませんでした。
まず、集成材はほぼJAS材です。JAS材というのは性能が決まって
いて、ヤング率、圧縮強度、剪断強度、曲げ強度なども基準値以上
と決まっている材料。
なので、大手はほとんど集成材を使っています。
一方、無垢材についてはJAS材は流通量の2~3割で、7割以上が
無等級材。
無等級というのは基準がないものです。これは見た目ではまったく
解らないそうです。
ヤング率を測定すればおおよそのことは解るという事で、無等級材
というのはもしかしたら充分な強度が発揮できないものがあるかも
知れないということでした。
非常に詳しい工務店さんがいらっしゃる一方で、何も知らないで
無垢材が良いといって使っている工務店さんがいらっしゃると
不味いなということで、急遽お話を聞きに行ってきました。
この間実験で、JAS材の無垢材を使う欧と聞いたら、構造用の
等級ではなく、造作用の等級のものならあるといわれて、驚いた
という話をこの場にいらっしゃった他の方に聞いて驚きました。
無垢材のJAS材だと、1.5倍ぐらいするということで、無等級材を
使う場合はヤング率ぐらいは管理しないと不味いなと思った
お話でした。
東大で青木教授に木材についてのレクチャーをお願いしてきました
ので、6月ぐらいには出来るのかな?と思います。また声をおかけします。


