市場と商品と打ち出し Vol.3026_2024/11/15

★1分で読める!ほぼ日刊MXニュース ★ Vol.3026 2024年11月15日号

おはようございます。

みなとです。

昨日は関西でお客様訪問を行っていました。

今日も続きがあります。

今日も『1分で読める』をテーマに工務店経営に役立つ情報を提供していきます。

よろしくお願いいたします。

市場と商品と打ち出し

昨日は、人口10万人以下の地域での工務店さんと。40万人近い商圏人口の

工務店さんにいって話をききました。

両社とも順調だということで何よりですが、戦い方が全く違います。

両社とも新築中心の戦い方ですが、その中身も違いますね。

ちょっとだけ分析してみました。

A社 年間20棟以上受注 性能+デザインで広告宣伝はなし。

B社 年間5億円の売り上げ 非住宅も、住宅も建築。材料と工法のこだわり

簡単に言うとこんな感じですが、それぞれ思いも、市場も全く異なります。

そして、戦いは市場とその市場でどのぐらい建っているのか?その何割が

必要なのか?これに尽きますね。

A社のエリアは年間に500棟前後の市場です。20棟だと市場占有率が、4%

ぐらい。これだと、家を検討する方々の3割ぐらいの認知が必要です。

B社のエリアは、3000棟なので、市場占有率は0.5%程度です。特色が

あるといえば、B社の方が特色があるでしょう。認知は、全体の5%で

充分です。そのため、戦略はニッチであることが求められます。

人口30万人ということは、ライバルもA社に比べて5倍以上います。

そのあたりが本当にシビアですね。

受注を増やしたい場合は、市場占有率はどのぐらい欲しいのか?

そのためには、何をすべきか?どんな商品を投入するのか?と

考えないと、この商品だったら売れるだろうと投入しても、市場に

寄ってはとんがりすぎだったり、埋もれたりと様々な事が起きます。

そこを考えると特色はどの程度出すのか?が決まります。エリアを

入れ替えると戦い方がまるで変わってしまいます。

工務店経営者は、このあたりは商品だけではなく市場との兼ね合いを

新建に見た方が良いと思います。

Posted by mx-eng