排出権の売買 Vol.2983_2024/10/3

★1分で読める!ほぼ日刊MXニュース ★ Vol.2983 2024年10月3日号

おはようございます。

みなとです。

昨日はPV関連の展示会に行ってきました。

現在、住宅用は普及期に入っているので展示会に出展している企業は

ほとんどありませんでしたね。

排出権の売り買いについて勉強してきたので、ちょっと共有しておきますね。

今日も『1分で読める』をテーマに工務店経営に役立つ情報を提供していきます。

よろしくお願いいたします。

排出権の売買

二酸化炭素に関わるビジネスが大きな節目を迎えています。

岸田総理の退陣で方向性がグレーですが、いきなり取りやめることは

しないと思います。岸田総理の目玉政策が、GXでしたからね。

我々小企業にとっては、まだ縁がありませんでが、上場企業は

政府からのミッションとして、排出量の削減を使命にされています。

つまり、上場企業でいたければ、必至に削減しろ、その代わり

補助金もつけるという事態になっています。

更に、欧州への輸出は、カーボンバランス以下の商品では、罰金が

かかります。

つまり、輸出ビジネス=カーボンニュートラルという構図が世界的に

できあがりつつ有るというわけです。

どんどんCO2を削減できる企業はいいのですが、できない企業は

排出権を買ってきてもOKということです。

そのため、国内の森林や農業なども排出権を売る事ができるように

なっています。

森林だと1haあたりの削減量が、5~8トン程度。1トンあたり8千円

ですから、金額にすると年間4~6.5万円ほど。

だいたい50haあれば、年間に200~360万円ほどになるので、ある程度

金額が見通せます。これが、16年程度の販売を政府が認めているそうです。

そのため、現在大手企業がまとまった森林を買い始めています。

先日も北海道の山林を三井物産とENEOSが競合したということで、

三井が落札したそうです。

ちなみに、木造住宅も存続する期間はCO2の固定化ということで、

排出権を売れる可能性もありますし、今はその方向で動いています。

1トンあたり、8千円程度の相場では、1回きりですが精々10万円

とか、20万円とかですけれども。

それが具体化しそうなら早めにお知らせしますね。

Posted by mx-eng