冷房クレーム Vol.2903_2024/7/15

★1分で読める!ほぼ日刊MXニュース ★ Vol.2903 2024年7月15日号

おはようございます。

みなとです。

今日は3連休でお休みなんですね。

3連休だと調子が狂いますね。

それから来週からパリオリンピックが始まります。

東京オリンピックから早くも3年なんですね。

今日も『1分で読める』をテーマに工務店経営に役立つ情報を提供していきます。

よろしくお願いいたします。

冷房クレーム

冷房エアコンに関してのクレームがポツポツあります。

建物が冷えないというクレーですが、

空間が大きいと余りクレームがなく

細かく分かれているとクレームがほぼありません。

吹き抜けがあって、リビングから2階が

つながっていると、ほとんどクレームは来ない感じですね。

先日もクレームがあって、来週にも現地に

行くことになりましたが、

はっきり解っているのは風量不足が多いです。

エアコン本体の風量は最大で時間700立米ぐらい。

これよりも建物全体の風量が小さいと、冷えない!

とクレームになり易いですね。

坂本雄三先生のYUCACOシステムが狙っているは、

時間1500立米です。

一般的な換気量の10倍の風量を要求しています。

理由は送る風の温度差をなるべく小さくしたい。

ですから、YOCACOは大風量小温度差の空調計画になります。

それに対して、当社のVシステムや松尾和也先生の

小屋裏エアコン、相模さんや竹内さんの

階間エアコンなどは、中風量中温度差になります。

時間1000立米以下になります。

これが、動かす空気が時間あたり500立米

以下にすると、効かないというクレームになる印象ですね。

更に、YUCACOシステムにしても、その他の

システムにしても、どんなに性能が悪くても

断熱等級6がギリギリになります。

基本的に、冷暖房負荷の平米あたりでの計算では

30~35w前後の容量になることが多いです。

当然、断熱等級6.5のUA値0.35以下だと

とても良く効きますね。

いずれにしても、安易に床下エアコンや、

階間エアコンはやらない方がいいです。

もちろん、きちんと自社内で冷暖房負荷を

計算した上でチャレンジしてください。

当社にご依頼いただければ、計算して提案も

可能ですので、いつでもご相談くださいね。

Posted by mx-eng