善意の施主 Vol.2833_2024/5/6
★1分で読める!ほぼ日刊MXニュース ★ Vol.2833 2024年5月6日号
おはようございます。
みなとです。
連休も今日で最終日。
今日は渋滞が激しいんだろうな。
今年は、1日陶器市に行っただけでたいしたこと
しませんでした。まあ、そんな年もありますね。
今日も『1分で読める』をテーマに工務店経営に役立つ情報を提供していきます。
よろしくお願いいたします。
善意の施主
この世には欠陥住宅という物がありまして、最近はかなり少なく
なりましたが、まだあるにはありますね。
そして、施主も9割以上は善意ですが、悪意がある施主も少なからず
います。
いろいろ聞いたことがあるのですけど、法律を悪用して不当な利益を
得ようという施主もいらっしゃいます。
これは、ある中部地方の工務店で、実際にあった出来事です。
ある施主とトラブルになって、その施主が訴えてきたという
ことです。ここまではよくある話なんですが、そこから
YouTubeに社名入りで欠陥住宅だということで公開された
そうです。
当然ですが、多くの視聴者数がついて、1年近くは見学会やっても
集客が激減したそうです。
最終的には勝訴したそうですし、受注も戻ってきているということ
ですが、普通なら耐えられ無いと思います。
一連の話をXに書いていたら、施主は善意であるという思い込みで
反論してこられた方がいらっしゃいました。
確かに、良くない工務店がいるのも事実ですし、施主側が泣き寝入り
することも過去にはあったでしょうが、最近はその逆で、元々
踏み倒すつもりで、家づくりを考える方もかなり少ないでしょうが
いらっしゃるわけです。
工務店の粗利から考えると、年間10棟の工務店で、1棟の半分も
回収できないと、それだけで赤字になりますし、映像を公開されて
それが評判になっただけで、倒産ということにもなりかねません。
個人的に思うのは、違和感がある契約は取らない方が良いと思います。
また、法令違反はいくら施主の要望だということでも、それを口実に
訴訟になる場合もありますので、絶対にやったらダメだともいえませんが、
気をつけて欲しいと思います。
それと、大きな会社も営業マンに契約だけを任せずに、経験がある
管理職や、役員がきちんとお客様と面談する制度をつくことで
会社を守ることにつながりますね、
悪意のある施主は、中小よりも大手に行く可能性が大きいのですが
念のため気をつけてください。
