安心できる耐震 Vol.2793_2024/3/27
★1分で読める!ほぼ日刊MXニュース ★ Vol.2793 2024年3月27日号
おはようございます。
みなとです。
昨日は、京都で珍しくセミナーをやっていました。
久しぶりに祇園なんてところに連れて行ってもらいました。
多分、2年ぶりですかね。
メルマガが役に立っているといわれると嬉しいですね。
お伝えするノウハウは自由に使ってください。
今日も『1分で読める』をテーマに工務店経営に役立つ情報を提供していきます。
よろしくお願いいたします。
安心できる耐震
耐震等級3が合い言葉になったのは、熊本地震からです。
京都大学の五十田先生のレポートで新耐震基準の1.5倍の許容力が
あれば、建物は軽微な被害か無傷だったというレポートが出ました。
今回の能登の地震でも、新耐震基準でも被害があったという表現
になっています。
つまり、このh表現は新耐震基準であれば、倒壊は免れたという
ことになります。
更に、熊本地震において、耐震等級2の建物で、倒壊した建物は
無いというのが、国土交通省の調査結果になります。
総合的に判断すると、命を守るために必要なのは、耐震等級1、
つまり新耐震基準です。
ですが、建物を守るためには、許容力度計算を行って、耐震等級2
よりもよくすると震度7がきても大して問題がありません。
ということで、巨大地震が来て安心できる建物の条件は以下の通り
になります。
1.許容力度計算を行うこと
2.最低、耐震等級2にすること
3.耐震等級3は、建物が3階立てとか、スパンが飛んでいたり、
開口が大きいなどの諸条件が加わった場合検討する事
建物が崩れてしまって、命を失うことは絶対に避けないといけない
ですけれども、どうしても耐震等級3にならない建物はありますから
その点をご留意いただければ良いと思います。
大きな地震がある度に、お客様の心配をしないといけないのは、
ちょっと不味いですよね。
もちろん、可能であれば耐震等級3を目指して欲しいと思いますが、
難しい場合もあるんだろうと思っていますので。
