許容力度計算のキホンのキ Vol.2652_2023/11/7

★1分で読める!ほぼ日刊MXニュース ★ Vol.2652 2023年11月7日号

おはようございます。

みなとです。

昨日はJBN主催のはじめての許容力度計算という

セミナーにいってきました。

JBN会員の方は下記からお申込みいただけます。

https://www.jbn-support.jp/jbn_system/wp-content/uploads/2023/10/040538fb72f98f65758c60e7aee1e389.pdf

私は断熱はかなり知識がありますが、構造は素人なので

プランニングに役に立つかなという感じで行ってきました。

趣旨は、営業マンでも理解できるという触れ込みでしたが、

正直建築士でも結構難易度高いなという内容でした。

そのエッセンスをまとめました。

もっとも、僕もどれだけ理解しているかどうか。

今日も『1分で読める』をテーマに工務店経営に役立つ情報を提供していきます。

よろしくお願いいたします。

許容力度計算のキホンのキ

冒頭でも書きましたが、JBNの許容力度計算のセミナーに行ってきました。

当社では、松尾和也先生によるプラン講座というのをやっていて

お題を出して、プランを工務店さんが作るという演習をやっています。

これは、パッシブ設計の基本を学ぶ講座です。

(あ!? たまたま申し込みページがありました。以下参照くださいませ。)

これを3年以上やっているので、沢山のプランを見てきました。

そして、それはパッシブ設計のためのプランニングですが、

松尾先生からこのプランは面白いけれど、構造的には成り立たない

という事をよくおっしゃっていました。

その意味がふわっとは解っていても、しっかり解らなかったので、

ヒントになるかなと思って話を聞きに行ってみました。

中身は思ったよりも濃くて、多分設計担当者でも許容力度計算を

一度もやっていない人にとっては厳しいと思います。が、やっては

いけないプランというのがいくつかある事が理解できました。

スパンが飛んでいるというのは、当たり前ですが梁の上の耐力壁や

人通口を基礎のど真ん中に開けるのも問題がありそうです。

対応はできるけれどやらない方がいいという感じ。

最大の問題は吹き抜けでその部分が水平構面が全然無くなるので

できれば1方向、最大でも2方向しか外気に接する部分は作ると

まずそうですね。

パッシブ設計では、吹き抜けを計画することがありますが、その

プランニングはとても重要です。階段は吹き抜けと同じ扱いなので

下手をするとプランが破綻します。

構造塾に行って一通り学んだ方と、そうで無い方は理解に大きく差が

ありそうです。

一番まずいのは、営業マンがなんとなくプランを書いて、当社は全棟

耐震等級3ですといっているケースで、構造屋さんがかなり無理をして

耐震等級3にしている可能性があります。

当社としては、現在構造を提案する講座がないので、何か考えようかな

と思っています。

このプラン講座は、営業マンさんが聞いても為になしますし。第一

社長や設計従事者はできていないケースが多いので凄く刺激に

なりますね。

https://mx-eng.jp/sem20231129-plan/

Posted by mx-eng