サッシの耐久性 Vol.2577_2023/8/24
★1分で読める!ほぼ日刊MXニュース ★ Vol.2577 2023年8月24日号
おはようございます。
みなとです。
昨日は1日北陸に行っていました。
フェーン現象で凄く暑かったです。
昨日の最高気温は富山か、新潟だったのでは?
熱中症でまた小学生が亡くなりましたが、
もうちょっと子供に優しくしてあげて欲しいですね。
今日も『1分で読める』をテーマに工務店経営に役立つ情報を提供していきます。
よろしくお願いいたします。
サッシの耐久性
X(旧twitter)でサッシの耐久性に関して
色々メッセージをいただいている状態です。
サッシに関しては、樹脂への疑問を持っている
工務店さんはほとんどいらっしゃいませんが、
一般の方は未だに沢山いらっしゃるのかもしれません。
実際には、YKKAPとLIXILが保証していると
済む話も一般の方は機械的強度、つまり物理的に
アルミよりも樹脂は弱いとおっしゃる
方はいらっしゃいます。
そんな方のためにYKKAPさんのサイトを参考に挙げておきます。
https://www.ykkap.co.jp/consumer/satellite/products_window/reliable_pvc-windows
線膨張係数という数字がありまして、
アルミとPVCだと伸び縮みが5倍違うということです。
材料工学は専門外ですが、単位が10-6乗なんです。
つまり、1メートルの材料が伸び縮みする寸法が
数字が1の場合は、1ミクロン。
アルミは23、木材が30から60、
PVC(塩ビ)が50から150程度です。
アルミが23ミクロン動くときに、
PVCは最大で150ミクロン動くということですが、
数字だけ観ると大きな違いに見えますが、
実生活では両者とも変わらないですからね。
髪の毛が80ミクロンぐらいですから実生活では
どっちでも良いですよね。
そんなお客様には、無垢のフロアは使えません。
更に、木造もお勧めできないですね。
当然、フロアであれだけ動くの、構造材も動いて
いますからね。
機械と住宅は全く別物です。
僕は機械メーカにもいたことがあるので
あまりの文化の違いにはじめは驚きましたが、
自然物を相手にする経験と
観察が現在の住宅にはあるのだと思います。
素人は黙っておけといいたいところですが、
ご存じの様にプロはだしのお客様は後を絶ちません。
もし、何か困った方がいらっしゃったら、
専門家や大学から見解も出して貰えます。
構造塾の佐藤先生、松尾先生の他に、
東大の前先生、近大の岩前先生
京都大学の五十田先生にも意見を聞いて
メールを貰う事ができます。
お忙しければ時間が掛かることがありますが、
お困りのことは積極的に答えていただきますので、
聞いてくださいね。
