住宅建築の市場価値 Vol.2202_2022/8/16
★1分で読める!ほぼ日刊MXニュース ★ Vol.2202 2022年8月16日号
おはようございます。
みなとです。
今日は当社のお休み最終日です。
1日完全にお休みなのですが、ちょっと茨城県まで家を見に行ってきます。
今日も『1分で読める』をテーマに工務店経営に役立つ情報を提供していきます。
よろしくお願いいたします。
住宅建築の市場価値
日本のGDPが長い間増えていません。
GDPというのは国民総生産といいます。
私の小学生時代は、GNPという言葉を使っていましたが、
少し定義が変わったので、現在はGDPといいます。
そのGDPですが、平成元年が420兆円台でしたが、
令和3年で550兆円台になっています。
一見すると、伸びているように感じるかもしれませんが、
1990年から2020年の30年で平均1%です。
米国の平均が3.3%ぐらいで、中国は平均で6%を超えます。
ちなみに、3.3%で30年だと1000兆円を超える計算です。
日本がアメリカと同じ成長率だったら、日本人の所得は
2倍になっていました。
GDPというのは生産と消費と所得がほぼ同じになる3面等価の
法則が成り立ちます。
そのGDPには長い間分類ができています。それが下記の6項目です。
民間最終消費支出(個人消費)
民間住宅(住宅建設)
民間企業設備(企業の設備投資)
民間在庫変動(在庫投資額)
政府最終消費支出(公務員の給料など)
住宅建築がGDPの1つの大項目には入っているのが、
実は住宅業界の凄いところなんです。
製造業も、流通業も、建設業も大項目にはならず、
この数十年に渡って住宅建築だけが大項目であり続けています。
この辺が後の業界の面白さだなと思ってみています。何だかマニアックで済みません。