【参考図書】奇跡の経済教室 大論争編 Vol.2080_2022/4/16
★1分で読める!ほぼ日刊MXニュース ★ Vol.2080 2022年4月16日号
おはようございます。
みなとです。
高インフレ時代の対応さらに、所得が伸びていないので
これに対抗する手段が政府から出てこないのは不味いですね。
日銀としては為替対策としての金利上昇は
難しいという意見でした。
であれば、政府に緊急対策を策定してもらわないと
いけないのですがね。
今のところガソリンへの補助金だけ
というのが不味いなと思っています。
今日も『1分で読める』をテーマに工務店経営に役立つ情報を提供していきます。
よろしくお願いいたします。
【参考図書】奇跡の経済教室 大論争編
今週の参考図書は、『奇跡の経済教室 大論争編』です。
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この書籍は、ベストセラーである
『奇跡の経済教室 基礎知識編』(https://amzn.to/3OfE7dy)
の続編であり最新刊になります。
この著者の中野剛志氏は、現在経済産業省に
お勤めの経産官僚になります。
そして、彼の講演会を何度か主催させていただいた
経緯がありますが、度々テレビや雑誌などに登場されています。
専門は政治思想ですが、経済政策についても
積極的に発言をされています。
デフレ対策についてもこの15年あまり主張を変えられていません。
残念ながら、彼の主張は日本の金融界、
経済界では異端の存在です。
ですが、その異端の正しさが、この長引くデフレが
証明するいう非常に皮肉な結果となっています。
本書ではMMT理路について語っていますが、
日本を代表する学者や官僚などが主張する意見が
如何に間違っているかを、事実と実際に財務省の
主張していることを使って解き明かしています。
安倍政権が当初は、彼らの主張に沿った経済政策を
始めたのですが、途中から金融政策だけに
なってしまったのはとても残念です。
現在、日本円安への処方箋も書かれています。
このMMTですが、れいわ維新組の消費減税への
主張の根拠になっており、れいわ維新組が政治勢力
というよりも、色物的になってしまっている事から、
MMTもれいわ維新組と同じ異端になってしまっていますが、
米国の経済政策は明らかに変わってきているので、
今後はこの流れが日本に来ると良いなと思っています。
非常にわかりやすい文章で書かれているので、
余り経済政策についてご存じなくても、理解できると思います。
ですが、人間というのは30年もの間信じていた
経済的な主張はなかなか変えられないんだなと思っています。