営業マンがプランニングする? Vol.1784_2021/6/24
★1分で読める!ほぼ日刊MXニュース ★ Vol.1784 2021年6月24号
おはようございます。みなとです。
昨日は当社の社員がZOOMで会話しているのを聞く
とはなしに聞いていました。
そして、昨夜は松尾設計の松尾先生のプラン講座を
やっていてちょっと疑問に思ったことを書いてみました。
今日も『1分で読める』をテーマに工務店経営に役立つ情報を提供していきます。
よろしくお願いいたします。
営業マンがプランニングする?
前進の住宅経営(現在の日本ビルダース)での
営業研修もそうですし、当社になってからも
桜澤先生の営業研修でもそうなんですが、
プランのヒアリングを営業マンが行うというのは、
工務店の常識になっていると思います。
で、最近松尾設計室の松尾先生によるプランニングでの
差別化を行うためのセミナーを聞きながら思うのは、
これが意外に大きなポイントになりかねないと思っています。
何が?と思うかもしれませんが、
非常に基本的なことですが、南側に掃き出しの
大きな窓を必ず配置するという工務店は
どのぐらいいらっしゃるでしょうか?
当社の場合は、断熱もやっているので様々な
住宅の見積もり依頼が来ますので、
なんとなくわかりますが、半分ぐらいの会社は
多分太陽光の検討はやっていないんだろうなと思うのです。
南側に吐き出しが最低でも2つ。
できれば4つ配置できれば、年間の冷暖房費が
4~5万円変わる場合もあります。
断熱性能を上げることなく、光熱費を
下げることができるわけです。
掃き出しの窓は高いので窓のコストは上がりますが、
東西北面の窓を小さくするので
トレードオフになるかなと思います。
また、最近は耐震等級3を売りにしている会社が
とても増えていますが、リビングの広さを売りに
するあまり構造的に非常にもろい建物になる場合があります。
大手ハウスメーカーは厳格な設計基準があるので
提案するときには必ずプランを設計士が
チェックしているので、倒壊の危険がある建物に
はならないのですが、このチェック機能がない
工務店さんのプラン提案において、構造的な判断は、
最終的に建築確認申請に出す時点という
会社もいらっしゃるでしょう。
最も営業マンさんはチャレンジングなプランは
作らないので、直下率が著しく低いプランは
作らないとは思うのですけれども。
今後のプラニングにおいては、設計士による
パッシブ設計(太陽光の取得と夏の遮蔽)と構造上の検討は、
必然なんだろうなと思う次第です。
もちろん、デザイン重視の会社も多くて、
南側に大きな窓なんて絶対に無理だよという方も
いらっしゃると思います。
それを踏まえて、そのうちチェックリストでも
作ってみたいと思います。
ご意見があれば、是非ともいろいろ教えてください。