数値と理解 Vol.1748_2021/5/19
★1分で読める!ほぼ日刊MXニュース ★ Vol.1748 2021年5月19号
おはようございます。みなとです。
東海までは梅雨入りしたのですが
東京も梅雨のような天気です。
今週の日曜日に晴れ間があるので、
それまでは梅雨入り宣言したくないんだとか。
ジメジメしておりまして、絶対湿度が
1立米20グラムも間近です。
昨日は17グラムでした。
これは、絶対値で見ていると面白いことが解ります。
真冬だと5グラム切ることが多いですね。
そうすると乾燥アラートがでます。
今日も『1分で読める』をテーマに工務店経営に役立つ情報を提供していきます。
よろしくお願いいたします。
数値と理解
これは松尾設計室の松尾先生がよくおっしゃっている
ことなんですが、数値って理解していないと使えません。
例えば、1立米中の絶対湿度は、上に書いた様に
書かれているとなんとなく解ります。
20グラムって多いんだな。
5グラムって少ないんだなという感じですよね。
ところが、普段の生活で今日はジメジメしているので
15グラムは超えてきたなとは思いませんよね。
普段絶対湿度は使いませんから。
さらに、我々がよく使うんですが、
あまり理解しているのは熱伝導率や熱貫流率があります。
窓のU値で0.9(W/m2K)という数値が良いのか悪いのか?
これは最近でこそ解っている方が多いと思いますが、
5年ぐらい前には熱貫流率をきちんと
理解されていた方は少ないですよね。
このほかによく出てくるのは年間の1次エネルギーです。
50GJが多いのか少ないのか?
もぱっと解らないでしょうけれども、
1次エネルギーと2次エネルギーのちがいを
簡単に説明できる方は意外にいないのではないでしょうかね。
これらの理解できない数字は、本来はプロである我々は
よくよく理解しないといけないものですが、
あまり使わないので理解しないと使えませんね。
できるだけ意味を考えながら使うと理解できます。
でもお客様が理解するのは、温度とお金以外は
理解してくれないので、すべてこの2つに置き換えて
説明できる必要がありますね。