断熱材って何? Vol.1648_2021/2/8
★1分で読める!ほぼ日刊MXニュース ★ Vol.1648 2021年2月8号
おはようございます。みなとです。
明日は当社にとってはかなり重要な
イベントが2つあります。
1つは、松尾先生のセミナーです。
これは本邦初公開で、今後もどうなるかわからないので
良かったら受けてみて下さい。
もう一つは、富山で見学会ですが、
こっちはおかげで満席になりました。
そして、明日はこんなセミナーもあります。
今日も『1分で読める』をテーマに工務店経営に役立つ情報を提供していきます。
よろしくお願いいたします。
断熱材って何?
断熱材に関する注目が集まってきています。
松尾先生のYOUTUBEや、HEAT20などでも
高断熱の重要性が語られていますが、
そもそも断熱材ってどうして熱の伝わり方を
制御しているかご存じでしょうか?
基本的に断熱材というのはグラスウールでも、
セルロースでも、ネオマフォームでも当社が扱っている
発泡ウレタンフォームでもまったく同じなのですが、
基本的には伝導熱を制御しています。
外気側と室内側の間に存在して、外からの
影響を和らげる様に働きます。
熱の伝わり方には、対流と輻射と伝導があります。
そして、これが組み合わせて熱が伝わります。
屋根の場合は、主に輻射熱で屋根が温まったものが、
屋根材、下地と伝わって屋根の内側に
熱エネルギーが侵入します。
そこからは対流と輻射で小屋裏を暖めて
それが家全体に広がるわけです。
そして断熱材は、主に伝導熱の伝わり方を遅くしています。
グラスウールもセルロースもU値が0.034とか0.035
というのは空気が熱を伝えにくくしているのに対して、
ウレタンやネオマが0.020~0.026程度になるのは、
空気の代わりのガスが熱を伝わりにくくしています。
使っているガスの特性値がU値に影響を与えるわけですね。
空気は小さい容積の中に閉じ込めて、
対流を妨げられるとかなり熱を伝えにくくなります。
ちなみに、固体よりも気体の方が熱を伝えにくいのは
当たり前といえば当たり前ですよね。
こういう熱力学の基本的なところは高校の物理で
計算も含めてある程度やりますよね。
覚えていますか?