大手ハウスメーカー Vol.1581_2020/12/3
★1分で読める!ほぼ日刊MXニュース ★ Vol.1581 2020年12月3号
おはようございます。 みなとです。
昨日は、グラスウールメーカーの営業企画部長が
お越しになって話を伺っていました。
ウレタンに比べて、人件費がかかるのでシェアが
減っているということでしたが、北海道では
まだまだグラスウールみたいですね。
今日も『1分で読める』をテーマに工務店経営に役立つ情報を提供していきます。
よろしくお願いいたします。
大手ハウスメーカー
そのグラスウールメーカーさんから聞いたのですが、
大手ハウスメーカーの一部が4月から性能の
説明義務化に対応して、断熱性能の引き下げを
検討しているということです。
理由は、性能の義務化では無く、あくまで説明義務なので、
説明だったらどうとでもできるということで、
コストダウンを図ろうというものです。
断熱のコストダウンって一体何を
どう削るつもりなんでしょうか?
非常に疑問ですし、一建設さんでも、
4等級を標準にしているわけです。
https://www.hajime-kensetsu.co.jp/commitment/02/
大手がさらに性能を下げてくるというのは、ちょっと
あり得ないのですが、数千、数万の棟数を3万円でも
コストダウンできれば非常に大きな
インパクトがあることになります。
ということでの決断だと思うのですが、
まさに自社都合ですね。
お客様のことなど考えてもいないということが良く解ります。
先日の松尾先生のセミナーで伝えられているのが、
当初10年間であれば建築費用が安い方が良いが、
10年から30年でHEAT20のG1グレード、
30年以上だと確実にG2グレードが安くなるわけです。
それが解っているはずなのに、コストダウンのための
性能低下というのは現在の時流からは完全に逆行しています。
パリ協定の批准以降、日本は世界に対して二酸化炭素排出量の
削減を世界に公約しているわけで、高性能化は必定だと
思っていただけに、とてもショックな情報でした。
まだまだ僕自身は甘いんだなと思わされた次第です。