高所得者の気持ち Vol.1580_2020/12/2
★1分で読める!ほぼ日刊MXニュース ★ Vol.1580 2020年12月2号
おはようございます。 みなとです。
昨日は埼玉で防火認定用の試験体制作に立ち会ってきました。
30分の防火と45分の準耐火試験を14日と1月6日に行います。
そのためのテスト用の壁を作っていました。
3メートル角なのでかなり大きいです。
これを4つ作るのでかなり費用もかかるんですよね。
今日も『1分で読める』をテーマに工務店経営に役立つ情報を提供していきます。
よろしくお願いいたします。
高所得者の気持ち
昨日の続きになります。
高所得者層というのはどんな人でしょうか?
まずは定義なのですが、日本政府の高額所得者層は、
1,800万円ということになっています。
ここから税率が変わります。
さらに、3,000万円を超える人が超高額所得
ということになるかなと思います。
住宅ローンとしては年収1,800万円の方の場合は
安全を見ても1億円程度のローンが組めます。
ちなみに以前、住友不動産の友人が言っていたのですが、
1億円を超えるような物件を購入される方は、
ほとんどが10年以内で完済するということでした。
その年収1,800万円の方に友人はいるでしょうか?
工務店の社長さんの場合は、僕と同じように
年収800万円前後の方と、2,000万円前後の方に
2分されますが、年収800万円前後の人の友人には、
1,800万円を超えるような方は比較的少ないかなと思います。
この層でしっかり資産を増やしている方は、
本当にお金を使いません。
外車に乗っていても精々BMWです。
ほとんどが国産車に乗っています。
ポルシェなどに乗っているは年収1000万円クラスの
浪費家か、年収3,000万円以上の方だと思っています。
そのような所得の方は、合理的な判断が得意です。
しかも見た目、ぱっと見の価値では無く本質的な
価値をつかみ取るのが早いことが多いです。
そうすると本質的でない事を伝えている人よりも、
本質的な事を伝えている人の方が信頼を
獲得出来る事になります。
そうなんです。
高額所得者層に好かれようと思ったら、
本質的なことを伝えないといけないのです。
本質的なこととは、性能、伝統、素材、耐久性、
居住性などのことで、しっかりと証拠がある事実か、
かなり長い間、培われてきた時代とともに
色あせないものになります。
この下の取得者層が頭が悪いとか本質が解らないと
いうつもりは有りませんが、高額所得者層の方が
お金を使うことには慎重ですし、自分が長い間
考えて損をしない選択をする傾向があります。
ということは、デザインもとても重要ですが、
耐震等級3で断熱性能、パッシブデザインも、
照明計画、間取り、換気なども重要ですね。
それ以外の部分ってあまり重要視されないのかな?
と考えています。
高額所得者層へのアピールは、
どんな項目が響くかは、是非お金持ちに
ヒアリングしてみてください。
その人によって違うとは思いますが、
傾向はみえてくると思います。