高級住宅 Vol.1579_2020/12/1
★1分で読める!ほぼ日刊MXニュース ★ Vol.1579 2020年12月1号
おはようございます。 みなとです。
寒いですね。
そらそうか。
今日から12月ですものね。
自宅ではディズニーストアで買った
アデベントカレンダーが登場しました。
昨日、娘たちが誰が1日を開けるかで
3人で相談していました。
3人いるので1日を開ける人が25日を
開けることになるので結構真剣です。
https://dtimes.jp/post-423162/
アドベントカレンダーってこういうやつですね。
今日も『1分で読める』をテーマに工務店経営に役立つ情報を提供していきます。
よろしくお願いいたします。
高級住宅
先日工務店さんと今後展開していく
高級住宅について話をしていました。
そこで、今日は高級住宅というものについて
考えたいと思います。
高級住宅というのは多分ですが、
高い住宅のことをいうのだと思います。
高い原因には、高い材料、面倒な工法、
かっこいい外観などがあると思います。
フェラーリとフィットだと、価格が20倍違いますが
原価は多分2~5倍ぐらいでしょう。
この価格の差は主にデザインとリセールバリューの差です。
デザインは誰が見ても解りますが、リセールバリューは
お金持ちしか知りません。
フェラーリは、高いですが中古で売却するときに
一番価格差が小さくなります。
場合によっては値上がりすることすらあります。
そのため、非常に高い価格が維持できていて、
新車もそこそこ売れます。
住宅の場合は、どんなに黒檀を使おうが、オークを使おうが
30年後には二束三文です。
なので、リセールバリューでは売れません。
長期優良住宅だとましですが、でも30年後の
長期優良住宅などは多分価格が付かないでしょう。
これはどんなスペシャル工法も自己満足の世界で、
工務店とそのときに購入される方の両者の満足の間に
生まれる世界でして、工務店が信念を持って選ぶしかありません。
そして、購入者(施主)は工務店を信頼して、
発注するだけなんです。
では、どうすれば高く売れるか?
これは答えが出ていてデザインをよくするしか有りません。
高性能で、高級材料は購入時の価格差にはなりますが
リセールバリューはほとんど変わりません。
UA値が0.3である場合は、10年後にはすごく
評価されるかもしれませんが、今現在の
中古住宅価格に影響がありません。
10年後の住宅は耐震等級3は当たりまえ、
最低UA値0.6のZEHは最低基準になります。
そのときにこれ以下の断熱性能だと売れなく事になるだけで、
価格差はほとんど生まれなくなるでしょう。
そして、高額所得層はそのあたり真剣に調べるから
高額所得なんですよね。
松尾先生からセミナー中などにいろいろ伺うと
高額所得者層の方がより真剣に断熱、
空調を考えているそうです。
年収1000万円以下の人は年収3000万円オーバーの
人の気持ちはなかなかわからないので、
実際に聞きに行く以外に高級住宅をしっかり売ることは
難しいのかもしれません。