UA値0.3を狙う理由 Vol.1018_2019/5/20

★1分で読める!ほぼ日刊MXニュース ★ Vol.1018 2019年5月20日号

おはようございます。
みなとです!
しかし、最近集客どうですか?
ゴールデンウィーク明けの集客が
イマイチだという話が来ております。
皆さんの所はいかがでしょうか?

今日も『1分で読める』をテーマに工務店経営に役立つ情報を提供していきます。
よろしくお願いいたします。

UA値0.3を狙う理由

トヨタホームさんとパナソニックホームズさんが
経営統合されますね。
実はこれは背景があって、少子化というのも有るのですが、
両社とも基本的に構造が鉄骨系なんです。

両社とも構造はとても強いのですが断熱に関して言うと
頑張ってもZEH前後になっちゃいます。
つまり、UA値を0.5以下にしていくのは辛い感じですね。

つまり、最終的には、住宅というのがUA値0.3を
目指すことになるというエコ住宅の波から考えると、
ちょっと置いて行かれる感じになっています。

今後は木造の開発をやってくることに
なるのかもしれませんね。

ただ、実際に住んだ人に話を聞くとZEHの家も、
UA値0.3の家も大して変わらないというのが現状です。
あくまでも体感ですね。

性能値で言えば、UA値0.87(4等級)⇒UA値0.6だと、
0.3程度の熱の漏れなのに対して、
UA値0.6⇒UA0.3にしても、0.3程度の差なんですね。

だいたい人間というのは寒ければ暖房を入れます。
断熱が全くない熱がダダ漏れの家でも
ガンガン暖房をたけば、そこそこ快適なんです。
ですから、UA値0.9、0.6の差はある程度わかっても、
0.6と0.3の差まではほとんど解らないと思います。

もちろん、真冬の底冷えする日の真夜中の室温は、
暖房を行っていないと変わると思いますが、
比較しながら住まない限り差はほとんど知覚できません。

では、どうしてUA値0.3の商品が有った方が
良いのかと言えば、断熱性能が良いと実際の光熱費が
かなり低く抑えられる事が解っています。
当社でも今後UA値0.35前後の家をサポートしていきますが、
年間の冷暖房費用はおよそ3万円ぐらいですね。

Posted by mx-eng